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赤ちゃんが寝る時の寝返り防止策はある? ペットボトルやタオルは意味がない?

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赤ちゃんが寝返りを始めると、成長がうれしい反面、ちょっと心配ですよね。

目を離したすきにころころどこかへ行ってしまう可能性もあるし、うつぶせになったりベッドや枕のすきまにひっかかったりして窒息してしまうかも。

うつぶせはSIDS(乳幼児突然死症候群)の原因ともいわれているので怖いですね。

実際に赤ちゃんの寝返りによる死亡事故は起こっています。

昼間だったら気づいたときに戻してあげられますが、夜寝ているときは困りますよね。一晩中見張っているわけにはいかないし。

寝返り防止対策にもいろいろありますが、どの方法がベストなのか実際の経験をもとにまとめてみました。

赤ちゃんの寝返りが始まって困っているママは参考にしてみてください。

赤ちゃんの寝返り防止にペットボトルを使う方法

赤ちゃんの足の力は思ったよりも強くて、クッションだけだと蹴り飛ばしてしまうこともあります。

枕やタオルなどを使う人もいますが、顔に当たってしまうと窒息の恐れも。

2リットルのペットボトルを両脇の下に置いてあげるとちょうどいいんです。

丸いタイプだと転がっていってしまうので、角のあるタイプを選びましょう。

赤ちゃんによって寝返りするのが得意な方向があるので、最初はそちらだけ置いてあげてもいいと思います。

ペットボトルだけじゃごつごつするので、バスタオルを巻いておくと肌心地もいいですね。

バスタオルがほどけて引っ掛かると危ないので、ゴムや紐できっちり止めておきましょう。

力が付いてくるとペットボトルを乗り越えて寝返りするようにもなってきちゃいますけどね。

あと寝返りは防止できても、横にいけないならと上へどんどん上がっていく赤ちゃんもいます。

背ばいで上に行っても大丈夫なように頭側も危険のないようにしておきましょう。

赤ちゃんの寝返り防止クッションってどうなの?

結論からいうと……乗り越えます……!

またクッション部分に赤ちゃんの顔が当たって埋もれてしまう事故も発生しているようです。

赤ちゃんには枕すら危険だから使わない方がいいと言われているので、周りにクッションを置くなんてとんでもないという人もいますね。

頭ではなく体の位置に置けば大丈夫なのではないかという意見もありますが、寝返りする頃の赤ちゃんは上下にも動きます。

「気が付いたらクッションが頭の位置」という事態もありえるんです。

この場合、ペットボトルでも危険は危険なのですが、クッションの方が顔が埋もれやすい分、危険性が高まります。

寝返り防止グッズを使わずに寝返りを防ぐ方法

保健士さんに聞いた、寝返り防止グッズを使わずに寝返りを防止する方法もご紹介しておきますね。

赤ちゃんの寝返りは左右両方が同時にできるようになることはありません。どちらか得意な方があります。

まだ寝返りが片方しかできないうちは、物理的に寝返りをストップさせることができます。

左に回転する赤ちゃんの場合は、布団の左側に折りたたんだバスタオルなどを敷いて坂を作っておきます。

まだ傾斜を登るだけの力はないので、それだけで動けなくなります。

左側を壁にぴったりつけておくのも効果的。

左側に回転しようと思っても回転できず、寝返りは打てません。

頭や足をごんごんする音が聞こえてきてびっくりしますが、怪我するほどの勢いはつかないので大丈夫です。

知里
知里
右回転の方が得意な赤ちゃんは右側を上にしたり、右側を壁にしたりしてみてくださいね

赤ちゃんが寝ているときは何も置かないのもおすすめ

心配性な私は、夜中に何度も目を覚まして赤ちゃんの様子を確かめていました。

「寝返りできる子は首を自由に動かせるので、うつぶせでも顔を横に向けるはず、そこまでしなくても大丈夫」

「寝返り返りができるようになったら全然気にすることはない」

なんて言いますが怖いものは怖くて、うつぶせになっているのを見つけるたびに仰向けに戻してあげていました。

やっぱり寝返りをしてしまうかも……窒息してしまうかも……と、もしもがいくつも頭に浮かんでしまうんですよね。

事故を100%防ぐことはできませんが、大事なのは寝るときの環境を整えること。

夜寝るときは子どもの顔周りには絶対に何も置きませんでした。自分の枕も撤去。

寝返りするしないにかかわらず赤ちゃんの寝る場所の鉄則は、

  • 固いマットレス、布団で寝る
  • ふかふかのやわらかいものの上はNG
  • 毛布、タオル、ぬいぐるみ、枕をそばに置かない
  • ひも、ビニール、飾りなどをそばに置かない

です。SIDSを予防するためにも効果的なので、きちんと守りましょう。

どうしても心配なときの対策として、がっちり固定してしまって物理的に寝返り防止してしまうグッズもあります。

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絶対に寝返りは防止できそうなので、どうしても不安なときには使ってみてもいいかもしれません。

そもそも寝返りを防止する必要はあるの?

寝返りを防止したい理由はうつぶせ状態と転落の危険性

赤ちゃんには寝返りはできても、そこから仰向けに戻れないという期間があります。

寝返りよりも寝返り返り(寝返りから仰向けに戻ること)の方が難しいんです。

うつぶせの状態でいると、

  • 布団やクッションに顔が埋もれてしまう
  • 吐き戻しをして詰まってしまう

など窒息が心配。

また乳幼児突然死症候群(SIDS)もうつぶせ寝が原因のひとつとされています。

窒息というよりは、眠りが深くなってしまうために呼吸リズムが乱れてそのまま亡くなってしまうのではないかと言われていますね。

段差のあるベッドなどにいた場合、寝返りをすると転落の恐れもあって怖いです。

布団の縁などで思った以上に転がることもあるんですよ。

勢いがついているので、そのまま寝返り返りもしてしまう子も。

そうすると、寝返り→寝返り返り→しばらくしてまた寝返り……で思った以上に移動しちゃってたことが私の子供はありました。

ママも家事をしたりして目を離すこともあるでしょうし、夜寝ている間にコロコロ転がっていると気づかないこともあります。

だから寝返り防止のアイテムがあるとママも安心できるんですよね。

寝返り防止は成長を妨げる可能性もあり

ただ、寝返りも適度にさせてあげないとこの後の成長にかかわってきます。

寝返りからもとに戻る力も大切ですし、回転することで身に付く力もあります。

あまり強制的に動きを防止するのはストレスにもなりますしね。

何より、万が一の寝返り防止グッズのせいで窒息なんてことになったら悔やんでも悔やみきれません。

寝返り防止グッズは短時間、どうしても目を離せないときの補助的な役割で使うようにするといいと思います。

寝返り防止するよりも寝ている環境をしっかり整えよう

寝返りは無理にやめさせてしまうよりは、寝がえりしても大丈夫なように寝ている場所の工夫をした方がいいです。

2人の子供を育てて学んだのは「まわりに何も置かず、段差がなければ、少しくらい転がしておいても大丈夫」ということ。

ママが家事をしないといけない、トイレに行く、などちょっと目を離すとき以外はコロコロしちゃっててもいいと思います。

寝返りを通して赤ちゃんにたくさんのことを学んでもらうのも大事。

赤ちゃんの成長って脳から近いところから始まるんです。

  1. 首が座る
  2. 手でおもちゃをつかう
  3. 腰をひねる

寝返りは「3.腰をひねる」の段階まで来てるんですね。足や腹筋の力もついていないとできません。

これから先、ハイハイやつかまり立ちをするための基礎固めを今しているんですね。

知里
知里
危なくない範囲で思う存分コロコロさせてあげましょうね