2歳の誕生日に私の両親から三輪車を買ってもらったむすめ。足乗せステップに足を乗せて、大人が押して使っています。
いつから自分でこげるようになるんだろうなぁと見守っていたのですが、先日ついに子育て支援センターにある三輪車をこぐことができました!!
ところで一般的に三輪車はいつからこげるようになるのでしょうか。こげるようになると何かいいことがあるんでしょうか。
三輪車はいつから乗れるのか
三輪車の対象年齢は1歳6か月が多いです。なかには10か月から乗れるというベビーカーのような三輪車もありました!
ただ、対象年齢と乗れる年齢は違います。
多くの三輪車には舵取り棒がついていて、足乗せステップがあります。ペダルにはロックがかけられるものが人気です。最初のうちは親が押すことが前提です。子どもの体格によってはペダルまで足が届かないこともあります。
保育園では三輪車を使っている子が多いので聞いてみると、2歳過ぎからこげるようになる子がちらほら出てくるようです。三輪車をこぐのは思った以上に力がいるので、3歳になってもなかなかこげない子もいます。
親がずっと押していると「自分でこぐもの」と思わずに乗っているだけになることも。うちのむすめがまさにそうです。子育て支援センターの三輪車は一生懸命こごうとしますが、うちの三輪車は動き出すのを待っています。
見た目以上にこぐのが難しい三輪車、最初はこげなくても心配ありません。
三輪車に乗るメリットは?
2歳で三輪車を買ってもらうにあたって、いろいろと悩みました。3歳になると子ども用の自転車に乗れるようになると聞いたからです。
三輪車は高いです。
すぐに自転車に乗るようになるのなら、最初から自転車を買えばいいのでは? 三輪車も乗れるようになっておいた方がいいのでしょうか。
うちの結論は、三輪車も乗れるようになっておいた方がいい、でした。
筋力がつく
三輪車はペダルをこぐとそのまま直接タイヤが回ります。自転車はチェーンがタイヤを回す手助けをしてくれます。
三輪車はペダルが前についているので、後ろから前に力をくわえます。自転車はサドルの下にペダルがついているので、上から下の力で動かしています。
実は、三輪車の方がこぐのに力がいるんです。
脚力を使うということは、上半身にも力が入ります。腕や背筋もきちんと使っています。
三輪車はバランスがとりやすいように見えますが、急に曲がったり、風が吹いたりすると不安定になります。そういう時も、子どもは上半身の力をうまく使ってバランスを取っています。
脳にいい
自分の力で乗り物が前に進むというのは子どもにとってうれしいこと。いままでになかった新しい刺激になります。そういった刺激が脳を鍛えます。
また、三輪車はハンドルを動かすと左右に動きます。ペダルを前にこぐと前に、後ろにこぐと後ろに進みます。
手で左右に、足で前後に動かすことができるんです。
前を見て、どっちに動くか考えて、そのために手足を動かして……目も頭も体も、全身を使って三輪車をこいでいる。2歳の小さな体でそんなことをしているなんて、すごくないですか?
三輪車でいろいろな動きをすることで、かなり脳が鍛えられているのです。
スピードがあまりでない
Eテレの「みいつけた!」のエンディング曲『グローイングアップップ』。4月から2番になっていますよね。
ずっと使っていた三輪車を卒業して、補助輪付きの自転車に乗ることになる女の子と三輪車の歌。その歌詞に、
さんりんしゃもすきだけど とおくまではいけないよ
ほじょりんつきのじてんしゃ ブレーキもついてるんだよ
ってあります。
そう、三輪車じゃ遠くまでいけないんです。スピードがあまり出ないんです。
2歳児はそんなに遠くまで行く必要はありません。スピードが出たら危険です。親の目の届く範囲で安全に遊ばせたいと思ったら自転車よりは三輪車の方がいいですね。
まとめ
メリットがたくさんある三輪車。最初は買うのを迷っていましたが、いまでは買ってよかったと思っています。
正直、自分でこいでくれない時には親は大変です。ベビーカーよりも押しにくいし、重いし。舵取り棒も、むすめがハンドルを動かしてしまえば一緒に動いてしまうので、方向を決めるのも一苦労。うちは折りたたみ式ではないので場所も取ります。
それでも「さんりんしゃのって、さんぽいくのー!!」って言いながら玄関へ走っていくむすめはかわいいです。自分でこぎたいって意思もだんだん出てきました。まだ足乗せステップが邪魔をしているので、そろそろ外してあげようかな。
いつか補助輪付きの自転車を買う日まで、ぼろぼろになってしまうまで、たくさんたくさん乗って、成長して行ってほしいなぁと思います。