そろそろSサイズからMサイズへサイズアップしようかと思っていた息子の紙おむつ。非常用備蓄の中も交換しておかないと……と思って袋を開けてみたら、中から大量に出てきたのは新生児用おむつ。Sサイズにした時に交換を忘れたようです。
Sでも小さいのに新生児用とか!!
しかも、早くMサイズに変えてあげたいのに、Sサイズも結構余ってる……。
パッケージから出してしまっているので、他の人にあげるというのもちょっと抵抗があります。でも、捨てるのはもったいない。
紙おむつのメリットはなんといっても吸水性の良さ。実は意外と使い道が多いんですよ。
油の処理に使う
私はオイルポットを買っていないので、油の処理は牛乳パックに新聞紙を詰めてそこに捨てています。新聞紙の代わりに紙おむつを入れておくと、ぐんぐん吸います。そのままでもいいし、適当な大きさに切っても。
牛乳パックに入れるのが面倒な場合は、おむつを裏返して、しばらく油につけておくだけでも吸ってくれます。
うちは揚げ物はフライパンに1cm程度しか油を入れない揚げ焼き派で、使う油の量は少ないですが、3回分くらいはしっかり吸ってくれています。たっぷり使うという家庭でも1回分なら吸ってくれるでしょう。
生ゴミの処理に使う
油の処理だけではなく、生ゴミの処理にも使えます。
私は生ゴミを新聞紙にくるんで捨てているんですが、水分が多いとやぶれてしまうし、ごみ箱の中でかさばります。おむつなら生ごみを入れてクルクル丸めるだけなので簡単。
水分をしっかり吸ってくれることで腐りにくくなって、においもあまり出なくなるんですよ。
こぼした時やおもらしの時に使う
子どもはこぼすのが得意です。コップにお茶をいれれば、そのまま傾けて少しこぼす。こぼれたのが楽しくなって、しまいにはコップを逆さにする。食事のときにはよく食べ物を投げています。
毎日のことでうんざりしてしまうのですが、こんな時もおむつでふけば簡単。水分は吸ってくれるし、そのまま捨てればいいし。
トイレトレーニングを本格的に始めるときにも便利。おもらしをしちゃったときに、余ったおむつで拭けばいいんです。
おむつはもともとおしっこを吸うためのもの。当然がっつり吸ってくれますよ。
雑巾だったら何度かしぼりにいかなければいけないし、その間に子どもが面白がって自分のおしっこを触って遊ぶし、めっちゃ大変です! いろいろなところに雑巾代わりに置いておくと、とっさに使えます。
おまるの中に敷いておく
トイレトレーニングといえば、おまるを使っている人もいますよね。おまるの処理って大変じゃないですか?
おまるの中におむつを敷いておけば、大部分をおむつが吸ってくれるので、掃除が楽になります。
非常用持ち出し袋にいれておく
以前、防災講座で講師の方が、お子さんはもう小学生なのに非常用持ち出し袋におむつを入れていると話していました。
おむつは非常時にいろいろなことに使えます。
簡易トイレにする
災害時、困ってしまうのがトイレです。うちも簡易トイレはたくさん買いだめしてありますが、いくつ買っても足りるのか心配。
おむつは非常時に簡易トイレとしても使えます。なんでもいいので箱や袋を用意して、それにおむつをセットすればトイレの出来上がりです。
ちょっとやりにくいですが、そのままお股にあてて手でおさえて用を足してもいいと思います。
ただ、トイレに使う方法は新生児用だとちょっと吸収量が足りないです。
大人の一回の尿量は200ml~400ml。新生児の一日の尿量75ml~150mlくらいなので、12時間分の吸収量をうたっている紙おむつだとその半分と考えると、大人の尿を吸収するだけの力はありません。
1枚をあてておいて、足りなくなったら2枚、のように使うといいかもしれませんね。
月経用ナプキンの代わりに使う
余ったおむつを月経用ナプキンの代わりに使うという人も聞いたことがあります。ナプキンは夜用でも30mlほどの吸収量なので新生児用の紙おむつでも十分です。
ごわごわしてしまいそうですが、ないよりはあった方がいいですよね。
包帯代わりに使う
液体を吸うのに適しているおむつは、包帯代わりに使うこともできます。
テープ式のおむつなら、腕や足にぐるっと巻きつけてテープで止めることができます。テープの強度が足りないので、補強は必要かもしれませんが、血はしっかり吸ってくれるでしょう。
保冷剤の代わりに使う
なんと、おむつに水分を吸収させて冷却材の代わりに使うこともできます。オムツも冷却材も中身は同じ吸水性ポリマーなんですよ。
水をたくさん含ませたおむつをそのまま凍らせてもいいですし、中の吸水性ポリマーだけをジップロックなどに入れ替えて使うこともできます。
おむつそのままなら、やけどをしたときに患部に巻きつけるのも楽ちん。ペットボトルを冷やすなど、見た目が気になる用途には中身を取り出す方で。
捨てる前にほかのことに使えないか考えてみよう!
親戚に紙おむつの余りをもらったけど、10年前のおむつで開封済み。自分の子どもに使う気になれずに捨ててしまったという友だちがいます。「もったいない!!」と思ってしまった貧乏症の私。
「これは使えないなー」って思ったものでも、意外と使い道はあるもの。捨てる前に一度、その商品の特徴をいかして、ほかのことに使えないか考えてみるといいですよね。ごみの削減につながるし、生活がクリエイティブになりますよ。
もし大量のおむつが余っていたら、捨てる前にぜひ何かに使ってみてくださいね。