もうすぐ1歳の誕生日を迎えるむすこ。手押し車で歩く練習をしています。
ドヤ顔で歩行練習、めっちゃかわいい!!
と喜んで写真を撮っていたら……転んで手押し車の手をかける部分に口を打ちましたっ!!
ぽたぽたっと滴る鮮血、きょとんとした顔がみるみる歪んで、わんわん泣きだすむすこ。
とっさにそばにあったウェットティッシュで口を押さえたんですが、すぐに真っ赤に染まってしまいます。どこが切れたのか確認しようと思っても、痛がって見せてくれないし、小さなお口の中はどこがどうなっているのだか。
血の海になった口の中。喉の奥に血が流れ込んで咳きこんでいます。
むすめも口の中を切ったことはあるけれど、こんなに血が出たことはありません。傷口もわからないし、どこかがざっくり切れているのかも。腫れてきちゃったらどうしよう。
口の中の怪我はどう対処したらいいのでしょうか。病院へ行くタイミングをまとめました。
赤ちゃんが口の中を切ったらまずは口の中をチェック
口の中って思った以上にドバドバと血が出ます。私は二人目だというのに大パニックでした。たぶん、初めての子どもで同じことになっていたら心臓飛び出てたと思います。
むすこはよだれがあまりでない子なので口の中が真っ赤に。よだれが多い子だと色は薄まるものの、量が多く見えるのでびっくりしてしまうかもしれません。
まずは落ち着いて口の中をしっかりと確認しましょう。
痛がって泣いてしまうと思いますが、ここは我慢。血を飲み込むとむせてしまうので、それで慌ててしまうことも。あまりにも咳こんで心配になったら、まずは落ち着かせてあげましょう。
血が出ている場所がわかったら、清潔なガーゼで押さえます。なければ、ウェットティッシュ、新しいおしりふきなどでもいいです。普通のティッシュは貼りついたり、食べたりしてしまうので駄目!
しばらくして止まったら家で様子見で大丈夫です。
うちのむすこは慌てて病院へ行きましたが、駐車場で確認したところ血が止まっているように見えたので、そのまま帰りました。風邪や胃腸炎が流行っている時期で、別の病気を拾ってくる方が怖かったので。
家に帰って来てから、まだ少し血が出ているようでしたが、1時間ほどしたら止まりました。そのままご飯を普通に食べて、元気に過ごしました。腫れている感じもありません。
口の中は治りが早いので、そのまま様子見をしていたら、いつの間にか治っていました。
切れやすい場所は上唇小帯
上唇をめくると、前歯に向かってぴーんっと伸びてる筋がありますよね。これが「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」。
赤ちゃんや子どもが口の中で一番切りやすいのはここだそうです。血がたくさん出ているんだけど、どこが切れているのかわからないという時は確認してみてください。
上唇小帯は2歳くらいまでは大きく太いことが多いです。うちのむすめも1歳6か月の時に「上唇小帯肥大」と言われ、ちょっと大きめと言われましたが、2歳の健診では治っていました。
ちょっと転んだだけでも切れてしまい、切れたり治ったりを繰り返すうちに小さくなるんだとか。うちのむすめもいつの間にか切っていたようです。
太い筋ではあるので、切れると血がたくさん出るし、割とぱっくり切れるのでビビりますが、1~2週間で治ります。もともと切れやすいものだって思っておきましょう。
むすこもよくよく確認してみると、切れているのは上唇小帯でした。最初は歯かなぁと思ったくらいわかりづらいです。
病院へ連れていくとしたら何科? 受診の目安は?
うちは慌てて、とりあえず小児科へ行ってしまいましたが、本当は小児歯科や口腔外科へ行きます。喉の奥を突いてしまったなど、喉の怪我なら耳鼻咽喉科でも。
基本的に内科系の病気は小児科、怪我はそれぞれ専門のお医者さんに行くのがいいんだそうです。最初はかかりつけの小児科へ行って、ほかの病院へ紹介状を書いてもらうという方法もあります。
受診の目安としては、
- 血が止まらない
- いつまでも泣きやまない
- 食べられない、飲めない
- 喉を突いた
- 明らかに普段と様子が違う
とくに喉を突いたり、明らかに様子がおかしい場合は緊急事態。救急車を呼んでもいいレベル。
さびた金属や木の枝など、汚れたもので怪我した時も早めに病院へ連れて行った方がいいでしょう。
当日連れて行かなくても、次の日になって腫れてきたり、数日たって膿んできたりする場合も受診が必要になります。
大丈夫そうに見えても当日の状況をメモし、お医者さんにしっかり伝えられるように準備しておきましょう。
私はツイッターで状況を呟いていることが多いです。
ツイッターやってる場合かよって感じなんですが、呟いているうちに冷静になれたり、いつ何が起こったのか後で見返しやすいので。
どこが切れたかわからなくて不安ならひとまず病院へ連れて行ってもいいかもしれません。私なら、診療時間終了間際、次の日病院が休みの場合は連れて行ってしまいます。
今回も、怪我をした時間は17時30分、病院は18時までだったので、ひとまず病院へ向かいました。
家で様子見して18時間際に「ああ、やっぱり連れてく!!」って思うよりは、まず病院まで行ってしまって駐車場で判断した方が時間的にも精神的にも余裕ができます。
家にいたらオロオロするだけだったと思いますが、病院まで運転しているうちに冷静になれましたし、むすこの血も止まりました。
大げさだと思われたらどうしよう……って気になる時は、まずは病院へ電話してみるのもいいでしょう。受診の目安を教えてくれますよ。
病院へ行くと、念のためと抗生剤を処方してもらえることもあります。
子どもが怪我をしたら、まずは深呼吸
子どもが怪我をして、しかも血がめっちゃ出ると焦ってしまうんですが、まずは深呼吸です。冷静に状況を判断しましょう。
ママが気が動転したままだと、お医者さんに行った時にも説明がしっかりできませんし、車で移動するときには事故の恐れもあります。
もしもの時のために、病院へ行く時のためのセットはまとめておくと便利。
- 母子手帳
- 健康保険証
- 子ども医療費受給者証
- 診察券
- お薬手帳
夜間や休日で困った時には小児救急電話相談ダイヤル #8000を利用するのもいいですね。
どんなに一生懸命目を光らせていても、子どもは怪我をしてしまうもの。必要以上に自分を責めず、冷静に対応しましょう。これから先、とくに男の子はたくさんたくさん傷を作ってくるのですから、心配しすぎていてはしんぞうが持ちません。
そうは言っても、私も慌てて病院へ車を走らせたんですけど。記事にしながら反省しているところです。次は家を出る前に深呼吸しようと思います。