赤ちゃんに離乳食初期から気軽に食べさせられる魚「しらす干し」。おかゆに混ぜるだけですむので重宝します。
でも、スーパーに行くとしらすコーナーに「しらす干し」「釜揚げしらす」「ちりめんじゃこ」とあって迷ったことってありませんか?
どんな違いがあって、離乳食に最適なのはどれなのでしょうか。
しらす干し、釜揚げしらす、ちりめんじゃこの違い
調べてみると、cookpadのサイトに違いが載っていました。
塩茹でしたしらすで水分量8割ほどのものを「釜揚げしらす」、干して7割程度の水分量にしたものを「しらす干し」、5割以下になったものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。
cookpad『釜揚げしらす・しらす干し・ちりめんじゃこの違い』
なるほど、違いは水分量のようです。
そもそも「しらす」というのは「カタクチイワシやマイワシ、ウルメイワシの稚魚」のことだというのもわかりました。
イワシは離乳食後期からでないと食べられませんが、稚魚である「しらす」なら、まだ骨もしっかりしていないから柔らかくて離乳食に適しているんですね。
離乳食に一番いいしらすはどれ?
水分量が多い方がやわらかいので、初期に使えるのは「釜揚げしらす」です。見た目もふっくらしていておいしそう。
ただ「しらす干し」も7割は水分ですので離乳食に使っても大丈夫です。
「ちりめんじゃこ」になるとかなり乾燥してかたくなっているので、初期には使わない方がベター。使うとすれば、やわらかくなるまでじっくりと茹でること。
乾燥したものにまた水分を与えるという二度手間になってしまうので、最初から「釜揚げしらす」「しらす干し」を買えばいいと思います。
あえて「ちりめんじゃこ」を使うのであれば、残りをママのごはんにかけたり、パパのおつまみにしたりするという手もありますね。
どれを使うにしても、塩分が多いので「塩抜き」のためにまず茹でましょう。
沸騰したお湯で1分程度茹でて、ザルにあげればOK。「ちりめんじゃこ」の場合は柔らかくなるまで長めに。
離乳食期は塩分や味付けは本当に薄味で、素材の味を楽しみます。1歳~1歳半頃の離乳完了期まで塩抜きをしてあげてくださいね。
しらす干しは離乳食に使える便利食材
一般的に、離乳食は最初におかゆ、次に野菜、開始1ヶ月ほどでたんぱく質を与えます。
このたんぱく質に進むステップがドキドキなのですが、最初は豆腐からトライして、次にしらす干しというステップを踏む人が多いですね。
卵はアレルギーが不安ですし、お肉も胃腸の機能が整ってくる離乳食中期くらいからが安心です。しらす干しは初期から離乳食に使うことができます。
与え方 | 1回の目安量 | |
離乳食初期 | 裏ごし / すりつぶし | 5~10g |
離乳食中期 | 粗みじん | 10~15g |
離乳食後期 | そのまま | 15g |
複雑な調理をする必要はなく、塩抜きしたらそのままおかゆに乗せるだけでOK。
水気をしっかり切って小分けにすれば冷凍保存も可能。使い勝手がとってもいいんです。
栄養がぎゅっとつまっているのも特徴。
しらす干し5gあたりの栄養を食品の栄養素検索サイト『カロリーSlism』で調べてみると……
ビタミンD、ビタミンB12がかなり豊富!! カルシウムの吸収をサポートしたり、貧血予防になったりするビタミンなので、きちんと摂取しておきたいんですよね。お魚なのでカルシウムももちろんたっぷりです。
お魚で迷ったらとりあえずしらす干し
たんぱく質はさまざまな食材から摂取することができますが、あまり偏りがないようにした方がいいそうです。
- 肉
- 魚
- 豆類
- 卵
バランスよく献立に組み込めるといいです。
でも、魚はアレルギーも多いし、骨もあって離乳食にはなかなか使いづらいもの。色々なものが食べられるようになってからも、とりあえずしらす干しを買ってきて、塩抜きして冷凍しておきましょう。
「あー、お魚どうしよう!!」
悩んだ時には、アレルギーも少なく、栄養もあって、骨の心配がないしらす干し! いろいろな魚を食べさせてあげるのはもちろんですが、常備しておくと気持ちが落ち着きますよ。
離乳食ならヨシケイがおすすめ(管理人別サイト)