離乳食で何かと使い勝手のいい豆腐。
たんぱく質を手軽にあげたいときにはいいですよね。
ただ、赤ちゃんにあげるときには加熱処理をしないといけません。
離乳食で使う豆腐をそのまま食べられるのはいつからなんでしょうか。
離乳食の豆腐をそのまま食べられるのはいつから?
早い子だと10ヶ月くらいで食べている子もいますが、基本的には1歳すぎてからが無難。
お腹の弱い子であればなおさら、あまり早いうちから生で食べさせるのは避けた方がいいです。
今まで加熱してアレルギー反応が出なかったということであれば、生にしたからといって急にアレルギー反応が出るとは考えにくいです。
加熱による殺菌処理をしなかったことによる嘔吐や下痢が心配です。
たんぱく質はそもそも内蔵に負担がかかりやすく、離乳食を進めるときには慎重にしていきたいもの。
せめて消化器官が丈夫になってくる離乳食の後期から完了期、9か月以降からにしましょう。
早くに生で食べさせた方がいい、というものではないので、温められるなら温めた方がいいですね。
レンジで軽く加熱してあげたり、味噌汁やスープの具として使ってあげれば、そんなに手間でもないかなぁと思います。
9か月未満でうっかり食べさせてしまったときは
加熱するとは知らなかった、姑や旦那が知らないうちに生で食べさせていた……なんてことも起きがちな豆腐。
離乳食初期や中期(5か月~8ヶ月)で食べさせてしまったときは赤ちゃんの嘔吐や下痢の様子をしっかり見てあげてください。
普段と様子が変わらず、元気にしているようであれば問題はありません。
嘔吐・下痢の症状があらわれたら、すぐに病院へ。
- 何月何日の何時に
- どのくらいの量の豆腐を
- どのような処理をして食べさせたのか
- 他に何を食べたか
を伝えられるように準備しておきましょう。
赤ちゃんに豆腐を生で食べさせるときの注意点
豆腐はいたみやすい食材なので、とくに夏場は買ったらその日のうちに使い切った方がよいです。
というか、夏場に生はできれば避けた方がいいと思います。
パックから出したらすぐに食べさせるようにして、開封してから時間がたっているものは大人が食べましょう。
生で食べさせるので包丁やまな板の除菌は徹底して。
離乳食の進め方の基本と同じく、
- 最初はひと口からスタート
- 生の豆腐以外はいつも食べているものをあげる
- 赤ちゃんの機嫌や体調がいい日を選ぶ
- 何か異常があったら病院へ連れていける時間帯に
意外とうっかりするのが、豆腐以外にもいつもと違うものをあげてしまうパターン。
初めて食べるものは一つに絞るのがポイントです。もし万が一異常があらわれたときに何が原因かわからなくなりますからね。
前の項でも書いた通り、今まで加熱した豆腐をあげていて異常がなかったのであれば、生をあげてアレルギー反応が出るということは考えにくいです。
あるとすれば細菌などの感染症による嘔吐や下痢。
- いつもと違う様子の吐き戻しがないか
- ゆるゆるうんちになっていないか
しっかり見てあげましょう。
9か月未満の子に食べさせてしまったときと同じく、
- 何月何日の何時に
- どのくらいの量の豆腐を
- どのような処理をして食べさせたのか
- 他に何を食べたか
を伝えられるように準備しておくと診察がスムーズです。
そのままの豆腐を嫌がるときの対処法
加熱した豆腐に比べて、にがりの味を強く感じるため、生の豆腐は嫌がる子もいます。
もし加熱した豆腐は好きなら今まで通りに調理してあげましょう。
無理に生で食べさせなきゃいけないことはありませんからね。
- つぶしてみる
- 野菜ペーストと混ぜてみる
- 白和えにしてみる
など調理法を変えると食感や味が変わるので食べてくれることもあります。
が、ほかの離乳食と同じく、子どもは食べないときは全然食べないので「あー、今日は気分じゃないね、いいよいいよ~」くらいでゆるーくいきましょう。
下痢などの様子がなければ湯通しなしで進めてもOK
生の豆腐をあげるときに一番気をつけたいのが下痢です。
もし少しずつあげてみて、異常がなさそうならそのまま湯通しなしの豆腐で離乳食を進めてOKです。
ただし、豆腐が生であげられたからと言って、ほかの食材まで全部生であげられるとは限りません。
たとえば生野菜は繊維がかたくて歯ぐきではかみつぶすのがむずかしいです。
レタスなどの薄い生野菜もうまくモグモグできずに口の中で張り付いてしまうことも。
生の刺身は幼児期でも下痢する子が出るので絶対にやめましょうね。
生ものは処理が甘いと大人でも食中毒の危険性があるもの。
しっかりと賞味期限や消毒殺菌に気をつけながら食べさせてあげてくださいね。