小さく産んで、大きく育てる。
私の理想の出産方法でした。
私は身長153cmと体が小さめだったためか、妊娠中のおなかの圧迫感がはんぱなかったです。
つわりらしいつわりが終わると圧迫感で気持ち悪くて、逆流性食道炎の症状が。動悸息切れも激しい。
これ以上おなかが大きくなるのは嫌。産むときも小さめの方がいい。早めに産んでしまいたい……と思ったんです。
正産期に入り、検診で赤ちゃんの推定体重が2,500gを超えてからは、いろいろと陣痛を早める方法を試してみました。
結果、上の子も下の子も36週で出産。
最後の検診で「まだまだ全然かなぁ。ちょうど予定日くらいかも」と言われて2~3日で出産してます。
そんな私が、出産を早めるためにこれがよかったんじゃないかなぁと感じた方法、ママ友から聞いた出産を早める方法も合わせてご紹介します。
出産を早める方法1.船漕ぎ体操
もしかしてこれだけやればよかったんじゃないかって思うくらい効果がありました。
先生からGo!サインが出てからは毎日それなりにやっていたんですが、本気でやりこんだら娘は次の日、息子は当日に陣痛がきたんです。
1、足を前後に軽く開く。前にだした足は前向き、後ろの足は外側に向ける。
2、後ろ足に重心をかける。3、両手をオールを持ったような感じににぎって腕を腰につける。
4、息を吐きながら前足を軽く曲げて前足に重心を移動、舟を漕ぐように大きく手を伸ばし、手が床に着くまで体を屈める。
5息を吸いながら、背中を丸めたまま後ろ足に重心を戻し、手を腰の高さに戻す。
6、背中を伸ばす。子宮口が柔らかくなるイメージを持ちながら行いましょう。呼吸は複式呼吸でゆっくりと。
もともと合気道の運動のようです。
最初はかなり疲れますが、赤ちゃんが下に降りてくるイメージを持ちながらゆっくりとやっていると気持ちが落ち着きます。
出産を早める方法2.四つん這いで腰ふり
息子の最後の妊婦検診で「四つん這いの体操をしてみてね」と言われました。
どうやら赤ちゃんがずっと前を向いて、頭を反ってるらしいのです。
出産の時には赤ちゃんはママの背中側を向いていて、骨盤に頭を下にし、ぐぐっと顎をひいた姿勢をとります。
向いてる方向も頭の角度も完全に逆向きでした。
この姿勢のままだと赤ちゃんは出てくる準備ができません。つまり出産が遅れるということ。
しかも、もし赤ちゃんがきちんとした姿勢を取らずに出産になってしまった時は帝王切開になってしまう可能性があります。
四つん這い体操をして赤ちゃんをおなかの中でぐるんっと回してあげる必要があります。
基本的には四つん這いで腰をふりふりするだけ。15分程度を何セットか繰り返します。
ちょうどむすめが見ていたアンパンマンのアニメを目安に行いました。
調べてみると、お尻を突き出して頭を下げ、胸を床につくようにする方法があったので、そちらもやっていました。ヨガでは猫のポーズという姿勢です。
この体操には逆子を治す効果もあるそうです。
その場合は、この姿勢を取った後に右か左を下にして横になると重力で赤ちゃんがくるりと回るそうです。
どちらを下にすればいいかは赤ちゃんの向きによるようなので、お医者さんに聞いてみてください。
立ったまま腰を八の字に回すのも効果的です。
出産を早める方法3.踏み台昇降運動
よく階段を上り下りするといいと言われていますが、臨月の妊婦には危険です。
足もとが見えないですし、身体の重心も崩れているので。
おすすめは踏み台です。
転んでしまうと大変なので、つかまるものを用意しておきます。
もし階段を使う場合には一段目だけを使ったり、手すりのある階段を使ったりするようにしましょう。
飽きてしまうので音楽をかけながらとか、赤ちゃんに「○○日に産まれて来てね~」なんて話しかけながら楽しんでやりましょう。
出産を早める方法4.焼肉や辛いものを食べる
よく言われているジンクスですよね。
- 焼肉やステーキを食べる
- カレーライスなどの辛い物を食べる
- オロナミンCを飲む
まさか……とは思いますが、娘の陣痛が来た日は昼に中華料理屋で激辛鍋を食べ、夜は焼肉でした。
ラズベリーリーフティーも出産にはいいって言いますね。
早めるだけでなく安産対策にもなるそうで、ずっと飲んでいたママ友は本当にするんっと産めたと言っていました。
出産を早める方法5.ツボ押し
暇さえあればツボを押していました。
三陰交(さんいんこう)
安産効果もあるツボ。
冷え性、生理痛、更年期障害にもきくので女性は覚えておきたいツボです。
足の内側にあるツボです。
くるぶしの頂点からすねの骨にそって指4本分上がったところにあります。
ゆっくりじわ~っと押してあげます。ぐいぐい押さないように気をつけて。
太衝(たいしょう)
足の甲にあるツボです。
三陰交と同じく、冷え性やむくみ、生理痛、更年期障害など女性は知っておきたいツボ!
親指と人差し指の間に指を滑らせていくと、骨と骨がぶつかるところ、つながっている部分がわかると思います。
ちょっとくぼんでいるところがツボ。
痛気持ちいいくらいの強さですき間に指を差し入れるようなつもりで押してみましょう。
出産を早める方法6.おっぱいマッサージ・会陰マッサージ
おっぱいマッサージ
おっぱいマッサージは子宮を収縮させる効果があると言われています。
母乳で育てたい場合は、準備にもなるのでやっておくといいですよ。
おっぱいマッサージというと、全体をもみほぐすように聞こえますが、乳首をやわらかくするもの。
乳首が硬いと赤ちゃんがおっぱいにうまく吸いつけないんです。
あと、実は赤ちゃんがおっぱいを吸う力ってとっても強くて、硬いままだとママがめちゃくちゃ痛いです。
- 乳頭を親指、人差し指、中指の三本でつまんで根元を伸ばす
- 乳頭を軽く引っ張る
- 乳頭を指でしごく
- 乳頭を左右にひねる
- 乳頭を転がす
おっぱい全体をマッサージもしておいてもいいですが、早く産む効果があるのは乳頭部分です。
会陰マッサージ
私はやっていなかったのですが、ママ友は会陰マッサージもしていました。
会陰マッサージをすることで出産時にお股が切れるのを防ぎます。
デリケートな部分ですので清潔な手で5~10分行います。
植物性で無添加のオイルがあれば、それを使ってマッサージしていきます。
アーモンドオイル、オリーブオイルなどを使うのが一般的。
- 会陰の周囲をU字状にマッサージ
- くるくると円を描くようにマッサージ
サイトや雑誌によっては指を挿入するように書かれていますが、細菌感染も怖いですし、素人がやるのはちょっと怖いところ。
周りを刺激してあげるだけでも十分です。
出産を早める方法6.散歩や雑巾がけ
散歩は毎日してましたね。
一人でいるときに陣痛が来たら怖いので、母親と一緒に行ってました。
たまに一人で行くときもありましたが、そのときは本当に家のすぐ近くでスマホを握りしめてという感じです。
あとはショッピングモールで買い物とかね。
冬場だったのでインフルエンザや胃腸炎などの感染に気をつけないととは思いつつ、平日ならそんなに混んでいなかったので気晴らしがてらよく歩いていました。
退屈せずにいっぱい歩けるのでいいんですよ。
早産気味で里帰りしてから何もしていなかったので、臨月に入ってからは雑巾がけや洗い物などを手伝ってこまめに動くようにもしていました。
出産を早める方法まとめ
色々出産を早める方法を試して娘は36週6日に2,430g、息子は36週2日に2,756gで生まれました。
早く産んだために娘はぎりぎり低出生体重児になってしまいました。
でも、産婦人科の先生には「もういつ生まれてもいいから動き回ろう」と言われていたし、低出生と言ってもこのくらいなら大丈夫だと言ってもらえました。
もちろん、低出生体重児にならない方がいいに決まっています。
必要以上に早く産む必要はありません。
赤ちゃんがいつこの世に生まれたいと思うかは、赤ちゃんにしかわからないこと。
娘も息子も私がこれをやろうとやるまいと、この日に生まれてくると決めていたのかもしれません。
でも、もし少しでも早く赤ちゃんに会いたいなって思っている人は試してみてくださいね。