むすこが1歳をすぎて、ベビー用のチャイルドシートがちょっとせまくなってきました。
そろそろ幼児用のチャイルドシートへ切り替えたほうがいいのかなぁと感じているのですが、やはりベビー用に比べて強度が心配。
チャイルドシートの切り替え時期ってどのくらいなんでしょうか。
チャイルドシートの種類
チャイルドシートは大きく分けて3種類あります。乳児用、幼児用、学童用です。
乳児用チャイルドシート
車の進行方向に対して後ろ向きに取り付けます。
対象年齢は一般的に新生児から9ヶ月まで、もしくは1歳半まで。でも、わが家で使っている『アップリカ ディアターン』は4歳(18kg)まで使うことができると説明書には書いてあります。
かなりごつく頑丈に作られています。新生児でも乗せることができるよう、ヘッドの部分がぐらつかないように設計されています。頭部に大きなカバーが付いているものが多いですね。
ものによってはキャリータイプで簡単に取り外すことができますが、たいていはしっかりシートに固定するため、取り外しが面倒です。しかもかなり大きくて重い。
ちょっと別の車に乗せかえって時にもしんどいし、車もせまいし、子どももせまそう。大きい分、高さもあるので、子どもが重くなってくると乗せるのも大変になってきます。
幼児用チャイルドシート
車の進行方向に対して前向きに取り付けます。対象年齢は9ヶ月から4歳まで。
背もたれがついているタイプが主で、車のシートにもう一個シートが乗っているような感じ。
肩、腰、股を5点式ハーネスでがっちりホールドしてくれるものが主流です。リクライニング付きのものもありますが、そこまで角度はつきません。一般的なバスのリクライニングくらいです。
学童用チャイルドシート
車の進行方向に対して前向きに取り付けます。対象年齢は3歳頃から12歳頃まで。
シートベルトは車についているものをそのまま使います。背もたれ付きのタイプと、ブースターシートと呼ばれる簡易式のタイプがあります。
ブースターシートは大きな座布団という感じ。シートベルトを子どもの首や腰の高さと合わせるための台という意味合いが強いです。体を衝撃から守ることはできません。
幼児用チャイルドシートへ切り替えるタイミング
対象年齢が設けられているので、タイミングとしては2つあります。
- 幼児用の対象年齢になったから
- 乳児用の対象年齢が終わったから
なるべくなら後者の方がいいと思います。乳児用のチャイルドシートは新生児を守るほどの頑丈さがありますので、やはり安心です。対象年齢が低いシートほど安全性は高いのです。
わが家は2016年6月に交通事故に合っています。娘はすでに幼児用のチャイルドシートに乗っていました。事故後、あわてて子どもの様子を見に行って、私は愕然としました。
娘のチャイルドシートはほぼ90度回転していたのです。事故の衝撃で前すべりして、背もたれ部分が座面スレスレまで下がっていました。
もちろんチャイルドシートはしっかりと車に固定していましたし、うちもぶつかってきた車も制限速度40kmくらいで走っていました。「もしもっとスピードが出ていたら……」と思うとゾッとします。この経験から、息子はなるべく長く乳児用チャイルドシートにしておこうと考えています。
★事故に合ったときの話はこちらの記事に → 子連れで交通事故に遭った!最初にすべきことは?子どもが無傷で済んだ理由とは。
その他の切り替えタイミングとしては、
- 下の子が生まれるちょっと前
- 明らかに不便を感じたとき
上の子が幼児用チャイルドシートに切り替わるタイミングで一番多いのが「下の子が生まれるとき」ではないでしょうか。
下の子に新しく乳児用のチャイルドシートを買うよりは、いままでの乳児用シートを下の子に引き継ぐケースが多いです。下の子が産まれてからだと、新しいシートに慣れずに上の子がぐずつく可能性があるので、少し前から変更するのがポイントです。
では、下の子は? この子で最後って思っている場合は? 決め手はやっぱり「不便さを感じたら」のようです。
体が大きくなってくるとハーネスがはまらなくなったり、シートがきつくなったり、頭がはみ出てしまったり、どこかしらに不具合が出てくることがあります。そうなったときに切り替えればいいでしょう。
助手席にチャイルドシートを着けるのはいつから?
後ろ向きのチャイルドシートは後部座席に着けますが、前向きにつけるようになると、助手席に取付可能になるメーカーが多いようです。
チャイルドシートに乗せるのをぐずり始めたから助手席にって人もいますね。周りでも2歳くらいから助手席にチャイルドシートをつけている人が増えてきました。
でも、私はチャイルドシートを助手席につけるのは嫌いです。個人的な意見ですが。
家族で交通事故に合ったとき、一番怪我の具合が悪かったのは助手席にいた私でした。長く病院へ通いましたし、治療が終わっても痛みは残っています。
エアバッグの衝撃もかなりもの。夫はエアバッグの衝撃で唇を切りました。
自分が助手席でまだよかった。子どもが助手席だったら……考えるだけでも膝が震えます。子どもを助手席に座らせるのは、できれば避けたほうがいいでしょう。
安全性を重視するなら対象年齢ギリギリまで+後部座席設置
事故の時にも幼児用チャイルドシートに乗っていた娘は軽傷を負いましたが、乳児用チャイルドシートに乗っていた息子は無傷でした。私は乳児用チャイルドシートのおかげだと思っています。娘も乳児用チャイルドシートに乗せていれば無傷で済んだかもしれないとも。
もちろん、ハーネスがとまらない、体がきつそう、などの不具合がある場合には、そちらの方が危険ですから買い換える必要があります。子どもの状態に合ったチャイルドシートを使うのが一番です。
でも、もしものときのことを考えるのであれば、絶対に対象年齢ギリギリまで使うことをおすすめします。
ちなみにチャイルドシート装着義務は6歳までですが、大人用シートベルトを付けられるようになる身長140cm以上になるまではチャイルドシートに乗せてあげましょう。
窮屈でも、嫌がっても、面倒でも、つけてあげてください。チャイルドシートは義務だからつけるのではありません。命を守るためにつけるのです。