2歳の夏はトイレトレーニングの始め時だと言います。
でも、トイレトレーニングって何をどうしたらいいのかよくわかりませんよね。プライベートなことなので、ママ友にやり方を見せてもらうわけにもいかないし、人それぞれ進め方があります。
代表的なトイレトレーニングのやり方を説明しながら、わが家のトイレトレーニングを紹介します。
トイレトレーニングの準備が整っているか確認しよう
2歳になったからといって、みんながトイレトレーニングが始められるわけではありません。子どもの排尿機能の発達、ママの気持ち、子どもの気持ちがうまくかみあっていないといけません。
トイレトレーニングは根気が必要なので、まずはママの「トイレトレーニングを成功させるぞ!」という強い気持ちは必須。でも、無理強いしてしまうと子どもはトイレが嫌いになり、ママもへとへとになります。気持ちは強く、目標はゆるく。3歳にはずれればいいかなぁ~くらいで。
子どもの条件は4つ。
- 一人で歩けること
- 補助便座にぐらつかずに座れること
- おしっこの間隔が1時間30分~2時間ほど空くこと
- おしっこやトイレに興味を持っていること
まだの場合はイメージトレーニングをしながら、子どもの成長を待ってあげましょう。
定期的にトイレに誘ってみよう
「おしっこをトイレでする」という成功体験が増えると、喜んでトイレに行くようになり、おしっこがしたくなると教えてくれるようになります。まずは出る出ないにかかわらず、トイレに連れて行くことが大事です。
トイレに誘いやすいタイミングは
- 朝起きたとき
- 着替えをするとき
- 食事のあと20分くらい
- 水分補給のあと
- 外出するとき
- お風呂に入る前
- ママがトイレに行くとき
あとはいつものおむつ替えのタイミングで誘ってあげるといいでしょう。一般的には2時間おきくらいに誘ってあげるとタイミングが合う子が多いです。
「出るの?」「行くの?」ではなく、「行こうか!」と明るく連れて行くのがコツ。イヤイヤ期の子どもたちは「行く?」と聞くと「行かない」と言うこともあります。
子どもの気分が乗っていないのに何度も誘ってしまうと嫌がることもあります。子どもの気分にはムラがあるので、ダメそうなら「次はトイレに行ってみようね」と声をかけておむつにしてしまっても。
うちはこどもちゃれんじを受講していて、トイレには「トイレちゃんシール」という便座のフタにトイレちゃんの顔のシールを貼っていました。「トイレちゃんに会いに行こう!」と言うとトイレに行きます。好きなキャラクターのポスターを貼って「会いに行こう!」と言ってあげるといいかもしれません。
大切なのは、継続すること。毎日同じタイミングで誘うことで、ママと子どものタイミングは合ってきます。昨日は誘ったのに今日は誘わないなどバラバラにしてしまうと、なかなかタイミングが合わないし、子どもは混乱します。
私はこれがうまくできなくて、「今日は行ける気がする!!」なんて気分でトイトレをしていました。だから、「今日は布ぱんつにしてみようよ~」なんて声をかけても、「今日もおむつでいい」なんて言い出すようになってしまったり。やると決めたら最低でも2週間は続けることです。
おしっこしたいときのサインを知っておこう
自分の子のおしっこサインを知っておくと、誘いやすくなりますね。まったくない子もいますが、よーく観察してみるとその子なりのサインがあるかも。うちはよくがに股になって、お股を触っていました。「部屋の隅に行く」なんていうサインをする子もいましたよ。
出る前
- 足踏みする
- もじもじする
- お股を触る
- 落ち着きがない
出ているとき
- 動きが止まる
- おむつを見る
- ぼーっとする
出たあと
- ガニ股になる
- おむつを触る
- 服をぎゅっと握る
トイレの手順を覚えさせよう
- トイレに座る
- トイレットペーパーで拭く
- 水を流す
- 手を洗う
の一連の作業は早めに教えておくと、トイレに行ってから子どもが遊んでしまうことが減ります。
とくにトイレットペーパーをガラガラするのが子どもは大好き。「トイレに行ったらまず座る」と教えることで、トイレットペーパーで遊びだすのをまずはガード。
トイレットペーパーはママが主導権を持って、ママがちぎって、ママが拭いてあげましょう。そうすれば「遊ぶものではない」とだんだんわかってきます。水を流すのも同じ。何度もしたがるので、ママが手を添えて「おしっこが出たら流す」「ママと一緒にやる」と教え込ませましょう。
何も出なくても褒める、失敗しても叱らない
トイレに座ってみたものの、出ないことも最初は多いです。そんなとき、「出なかったね」と残念な顔をすると子どもはプレッシャーを感じます。出なくても「トイレに座れたね!」、座れなくても「トイレに入れたね!」と小さなできごとをほめてあげましょう。
失敗しても叱らないこと。「出そうになったら教えて!」と言いがちなんですが、2歳代ではおしっこを意識してから出るまでの時間はかなり短いです。我慢はあまりできません。「出ちゃった……」と言われる方が多いでしょう。事後報告であっても「教えてくれてありがとう!!」とほめてあげましょうね。
頻繁におもらしをされてしまうと、掃除も洗濯も大変で、イライラしてしまいがち。私も「なんでおしっこって言えないの!!!」って地団駄を何度踏んだことか。
そんなイライラが伝わったのか、娘はおもらしをしたときに顔を両手で覆って「ママ、ごめんなさい、ごめんなさい」と泣いていました。自分でティッシュを持ってきて、おもらしを隠すように一生懸命拭いていたことも。かわいそうなことをしてしまいました。
幼稚園でも、「あー、失敗しちゃったねー!!」と先生に大きな声で言われ、「幼稚園でおしっこすると怒られるから」とおしっこを一日我慢する日がありました。先生は怒ったわけではなく、明るく「失敗失敗♪」と言ったのだと思うのですが子どもによって感じ方は違います。
あまりにもママが一生懸命トイレトレーニングをしすぎて、5分おきにトイレに行くようになってしまった子もいます。おもらしするのが怖いから、少しでもお腹がもぞっとしたら、とにかくトイレに行かないとって思ってしまうみたいです。
親にその気がなくても、子どもはストレートに言葉を受け取ります。プラスの言葉をかけ続けてあげるようにしましょうね。
自分から「おしっこ」と言えたらトイトレ完了!
自分で「おしっこ」って言えるようになったらトイレトレーニングは完了です。
外出先、夜のおしっこやうんちのトイレトレーニングはまた別物。うちは3歳半でようやくトイトレが完了したので、全部が一気にできるようになりましたが、排便や夜間の排尿のメカニズムは特殊なので同じやり方だとできないこともあります。ここはまた今度、記事にしますね。
トイトレ中の外出は、心配なら紙おむつをしてもOK。無理に布おむつで行って「トイレがあるからトイレ行っとこう! 行こう!!」と無理に誘ってしまうことが多いので。
いざトイレに行けたとしても、補助便座が置いていないことも多く、うまくおしっこできないかもしれません。うちは補助便座なしでのトイレは「吸い込まれちゃう」と行ってかなり怖がります。男の人が便座あげた状態のトイレに間違って座ってしまったときの感覚じゃないかな。
日中のおしっこが行けるようになるだけでも、母子ともにかなり楽になるし、成長を感じられます。うまくトイトレが終了したら、ママと子どもでおそろいの布パンツを買ってお祝いしちゃったりして。ぜひ楽しんで進めてください☆