昨日の夜、家族4人で車で帰宅途中、交通事故に遭いました。
とりあえず動ける状態ではあったものの、念のため救急搬送され、今日の午前中も一応、病院へ検査に行ってきました。夫は仕事の関係で明日また病院へ行きます。
車は大破。ぐっちゃぐちゃです。
事故現場だけ見たら「あ、これは誰か死んだかな……」って感じ。
生きててよかった。
事故と怪我の状況
優先道路を走っていたうちの車に、脇道から軽自動車が一時停止を無視して進入、衝突。はずみで対向車線を走っていた車にも衝突。
助手席側の側面前部を1回と、運転席の前を1回の計2回衝突されました。
走っている時に脇道の車は見えていて、「なんか速いなぁ、止まる気あるかなぁ」と思っているうちに衝突していました。
うちが通っていた道を含め、あたりは地元の人が抜け道に使っている道路。後から聞いたら、軽自動車の運転手は地元の人ではありませんでした。小雨の降る夜、慣れない道を走って「止まれ」に気がつかなかったのかもしれません。カーナビで帰路を確認していたのかも。
シートベルトで胸を打ちつけて、私はたぶんダッシュボードに左足を強打。気がついたらエアバックが作動して、クラクションが狂ったように鳴り響いていました。
すぐさま車を出て、後ろに乗せていた子どもたちを確認。びっくりして泣いているだけで、怪我はなさそう。
子どもの無事を確認して初めて、自分の胸や足が痛いのに気が付きました。
しかも、確かに私は助手席の扉を開いて外へ出たのですが、かばんを取ろうと助手席の扉に手をかけても開きません。さっき扉が開いたのは、子どもの無事を確認するべく出た火事場の馬鹿力だったようです。
救急搬送でレントゲンを撮ってもらった結果、家族の誰も骨折などの大きな怪我はなく、軽症で済みました。
とりあえず私は頸椎捻挫、前胸部打撲、左膝関節部打撲で一週間安静、2歳のむすめは左鎖骨部打撲で一週間安静、0歳のむすこは打撲で三日安静です。
むすめとむすこは診断書を出す関係で病名や安静がついていますが、一応元気です。私も歩くのが困難だったり、首が回らなかったり、擦り傷は痛いですがなんとか無事です。
子連れの交通事故で最初にすべきこと
事故後、まず夫と顔を見合わせ、お互いの無事を確認すると、後部座席でワンワン泣いている子どもたちの声が聞こえました。
まず最初にすべきことは、子どもの状態の確認です。
怪我はしていないか、挟まれて脱出困難になっていないか。
怪我がないことがわかったら、パニックで泣いている状態なのでとにかくぎゅっと抱きしめて、「大丈夫だよ」と安心させてあげましょう。
いきなりのことでショックを受けた状態で、救急車に乗るともなれば異常事態に子どもはかなり不安になります。ここでもぎゅっと抱きしめて、とにかく背中をさすったり、おでこにキスをしたり、優しく声がけをしたり、子どもを落ち着かせます。
二度と車に乗りたくないと思うようなトラウマにならないように。
病院についた時にはむすめもいつも通り元気になっていて、看護師さんたちに遊んでもらって上機嫌になっていました。
対向車の運転手さんがすぐに救急車を呼んでくれたのも適切な判断だったと思います。いの一番に救急車。警察より保険屋より救急車。人命救助のためにはこれが一番大切だと感じました。
事故後、自分たちだけでは、自分たちの怪我の状況すらよくわかりません。血圧やバイタルを確認してもらうだけでも安心できました。
ましてや子どものことなんて素人判断では何もわからず不安でした。0歳のむすこはもちろん、2歳のむすめもまだうまく自分の痛いところを説明できません。救急隊員にまず確認してもらえて、病院でしっかり診てもらえてよかったです。
子どもが無傷で済んだのはチャイルドシートのおかげ
事故に遭うと本当にチャイルドシートの重要性を再認識します。なかったら確実に二人とも吹っ飛んでいました。
しかも装着の仕方も重要。
5か月のむすこの使っているチャイルドシートは『アップリカ ディアターン』。ねんねベビーを寝かせたまま乗せることができます。首がすわったら後ろ向きでつけられるということで、最近後ろ向きにし始めたばかりでした。
これを誤って前向きにつけていたら。むすこは頭がぐわんぐわんと揺れて大変なことになっていたでしょう。
2歳のむすめの使っているチャイルドシートは『リーマン ロングフィット2』。事故直後、滑って寝た状態になっていましたが、むすめは無事ですみました。シートベルトで擦れた傷がありますが、これだけで済んだのはチャイルドシートのおかげ。
『独立行政法人 自動車事故対策機構 JNCAP』で「優」の評価をもらっているだけのことはあるなと思いました。
しかも、嫌がってシートベルトの肩部分から腕を抜いてしまうことがあったのですが、それがなかったのもよかったと。もしきちんとベルトをしていなかったら腹部のベルトだけで衝撃を受け止めるので、内臓がやられていたかもしれませんし、頭部もかなりバウンドしてしまっていたでしょう。
チャイルドシートは子どもがどんなに嫌がろうとも、適切に装着すべきです。
肩ベルトから腕を抜いてしまう場合は、抜けないくらいきつく肩ベルトを調整する必要があると感じました。
また、大人の方もきちんとシートベルトを着けていたおかげで車外に放り出されることもなく軽傷で済みました。シートベルト大事。
あと、夏場は軽装をしていますが、シートベルト装着時は肌の露出が少ない服を着るか、シートベルトカバーがあるといいなぁと思いました。私は胸もとの開いた服を着ていたので、シートベルトによる擦り傷がかなりひどいです。範囲も広いし、痛いです。胸元のしまった服を着ていた夫は傷ひとつありません。
わが家は悪運が強い
もしあの道を通らなかったら。
もっと早くお店を出ていたら。
たくさんの「たら」「れば」が頭を駆け巡り、後悔しました。
同時に、
もしもうちょっと後ろで衝突していたら。
ぶつかったのが軽自動車じゃなくて普通自動車だったら。
など、最悪の「たら」「たら」が膨れ出してきて怖くなり、生きていること、しかも軽傷でいられていることに感謝しました。
わが家は悪運が強いことを確信しました。
母親には「本当に悪運が強い人は事故をも回避するんだよ」と言われましたが、もし事故に遭った時に九死に一生を得られるタイプなんじゃないかと思ったんです。
本当によかった。
このことに感謝して、これからいいことたくさんしないと。
本当に、子どもが無事でよかった。家族みんな無事でよかった。生きててよかった。
こちらが安全運転をしているつもりでも、事故はどこからやってくるかわかりません。
タクシーの運転手さんには、「自分が優先道路だろうとなんだろうと、絶対に脇道から車は出てくるという意識で運転したほうがいい」と言われました。
私も夫も、これが自転車だったら止まっていたんですよね。
車は出てこない「だろう」ではなく、車は出てくる「かもしれない」。
だろう運転からかもしれない運転に変えていきます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。交通事故にはくれぐれも注意してくださいね。