現在5か月の息子。おへそはへっ込んでいます。
でも、つい最近までは驚くほどのでべそだったのです。
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- 赤ちゃんのでべそって治るのか
- 泣くとめっちゃ膨らむけど大丈夫なのか
- なかなか引っ込まなかったらどうすればいいのか
- 病院で相談した方がいいのか
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心配になりますよね。
5か月で治ったむすこのでべそを紹介します。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”200″]わが家の経験談であって、すべての出べそが治るというわけではありません。
治療についても触れているので、参考にしてみてください。[/st-cmemo]
5か月で治った息子の巨大でべそ
まずはうちの息子のでべそをご覧ください。
生後3か月頃の息子のでべそ
どんっ!!
大きいですね。改めて見ると驚くくらい大きいですね。
写真がちょっとわかりづらいかもですが、腰の横幅4~3分の1くらいあります。
これが通常時で、泣くともっと膨らみます。ピンポン玉くらいの大きさ。
予防接種の時に小児科の先生にまで「おっ、へそでっかいなぁ!!」とびっくりされました。服の上からでも出ているのがわかるほど。
うちは娘も少しでべそ気味だったのですが、こんなに大きくはなかったし、3ヶ月ごろには引っ込んでたんです。
だからとっても心配して、病院へ行くたびに「え、大丈夫なんですかね」って聞いてましたね。
生後4か月頃の息子のでべそ
4か月になると少しへっ込みます。
それでもまだ大きいですね。
体が大きくなってきたから小さく見えるのか、へこんできたのか、どっちなのかなって思ってました。
生後5か月現在のおへそ
こんなに小さくなりました!
でべそだったってわからないくらいにしぼみましたよ!
膨れていた時の名残なのか茶色い色素が残っていますが、これもだんだん薄くなるようです。
赤ちゃんのでべその原因は臍(さい)ヘルニア
でべそは別名『臍(さい)ヘルニア』。
生まれて間もない時期にはまだおへその真下の筋肉が完全に閉じていないために,泣いたりいきんだりしてお腹に圧力が加わった時に,筋肉のすきまから腸が飛び出してきて,おへ そのとびだし「でべそ」の状態となるわけです.触れると柔らかく,圧迫するとグジュグジュとした感触で簡単にお腹に戻りますが,あかちゃんが泣いておなか に力が加わるとすぐに元に戻ってしまいます.おなかのなかの腸が出たり入ったりする結果です.
赤ちゃんのおへそは、ママとへその緒でつながっていた名残。
へその緒は生まれてすぐに切られるとと、少しずつちぢんでいって、しばらくするとぽろりと取れます。
へその緒があったところは実は穴が開いているんです。
産まれてしばらくすると穴はふさがって、だんだんと小さくなっていきます。
ただ、穴のあった部分には脂肪や筋肉がつかないので、くぼみが残り”おへそ”になります。
でべそってのは、この閉じてない穴から腸がはみ出てきている状態。
出ているへその中には腸が入っているので、おさえるとぐちゅぐちゅ言います。
むすこのおへそも触った時は「うええええええっ!? すごい音したけど大丈夫!?」と飛び上がってしまいました。
本当になんか、内臓に触れてしまっているような感じ。
5~10人に1人の割合で見られるそうなので、結構な割合ですよね。
同じ時期に産まれた子たちの中で1人くらいはでべそってことですもんね。
でべそは一般的には自然に治る。対処法はとくになし
赤ちゃんのでべそは産まれてからだんだんと大きくなり、3~4か月がピークだそうです。むすこの写真はまさにそうですね。
その後、寝返りをしたり、ハイハイをしたりして腹筋がついてくると自然に引っ込んでいきます。
だいたい1歳ころにはひっこんでしまう子が多いですね。
ほとんどは腹筋の発育とともに突出の勢いが弱まり、80%は1歳頃、90%は2才頃までに自然に治ってしまいます。
気になる場合は、綿球を当てて医療用テープで貼り付けて物理的におさえることもできるようです。
でも、テープでかぶれてしまうおそれもあるため、経過観察程度にとどめることがほとんどです。
うちのむすこはあんなに出ていても経過観察で済みました。
でべそは空いた穴から腸が出ている状態なので、泣いたり踏ん張ったりして腹圧がかかると余計に出てきます。
赤ちゃんが泣くのは仕方ないですが、ゲップがうまくできなかったり便秘だったりして必要以上にお腹が張るのを防ぐといいとも言われていますね。
心配であればかかりつけの小児科に相談してみましょう。
自己判断で対処するのはやめましょう!
昔から言われているのが「5円玉や10円玉をテープで貼り付けて押さえる」というもの。
赤ちゃんの皮膚は薄いので、金属やテープでかぶれてしまう可能性があります。
ベビー服だったら金属やタグが肌に当たらないように注意しますよね。
自己判断でわざわざ金属を押し当てるのは怖くないですか?
前の項で「綿球を当てて医療用テープで貼り付ける」というのはお医者さんの判断のもとに行う医療行為です。
それすらも「テープかぶれするといけないからあまりやらない」と言われるくらいです。
自己判断で対処するのは悪化させる原因になりますから、必ずお医者さんに聞いてみましょうね。
でべそが治らなかったら全身麻酔で手術
2歳くらいまでは経過を見て、もし治らなければ手術をします。
臍ヘルニアの場合は保険が適応されますし、自治体によっては子どもは手術や入院の費用はかからなかったり減額されたりします。
費用面を考えると、なるべく自治体の助成があるうちに手術したいもの。
でも、手術になると全身麻酔を受けることになり、術後の痛みも2、3日は続くため、あまり小さいうちの手術は心配になってしまうかも。
うちも娘に持病があり、手術やMRIの話が出るたびに「全身麻酔だし、もう少し大きくなってから」と言われます。
でべそは命にかかわるものではなく放っておいても問題はないので、無理に手術する必要はないと考えるお医者さんも多いですね。
臍部の膨隆が継続する場合、美容的観点から手術を考慮します。美容的な要素の強い手術であるため、仕上がりについては十分に医師と相談の上、手術を受けてください。
美容的観点ですから、おへそが出ている状態が見た目として気になるのであれば手術しますよ、という感じですね。
手術する病院によって、入院時の付き添いが必要な場合もあるので、入院中にずっと付き添える人がいるかどうかもポイントになってきます。
千葉大学医学付属病院では入院5日間に退院と説明がありました。
入院2日目で手術をして、傷や全身の状態に異常がなければ5日目で退院です。
5日間の入院だとやはり付き添いは問題になってきそうですね。
しばらくは様子を見て、写真で記録を撮っておこう
一般的には1歳までに治ることが多いとのことなので、まずは様子を見るようにしましょう。
でべその写真はきちんと記録を残しておくといいですよ。
治療の際は”いま”の状態を基準に行われます。
でも、でべそに限らず病院にかかる時にはそれまでの経過もしっかりと伝えた方がいいです。
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- いつからどのような症状なのかを伝える
- 気になる症状の写真を見せる
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ちょっとでも変だなって思ったら、普段からきちんとメモをして写真を撮っておきましょう。
<2017年4月12日追記>
当記事について「でべそが治らなかった。不確かな情報の配信をやめてほしい」とのコメントをいただきました。
- ほとんどは1歳でひっこむことを複数の小児科医に確認済み
- 治らなかった場合の対処法も記載済み
- 自分の子どもは2人ともでべそが治った
上記の理由から、不確かな情報とも言い切れないと思い、記事の掲載は続けたいと考えております。
私の子どもは2人とも生後しばらくはでべそでした。とくにむすこはかなりおへそが大きく、とても心配していました。
同じように悩んでいる人に「治る場合もある」と知って、必要以上に悩まないでほしいと思って記事を書きました。
ただ、治らなかった方への配慮が不十分だったと感じています。
でべそはほとんどは一歳までに治ると言われていますが、治らない人もいます。
“一般的には”とか”医学書的には”という条件付きで「治る」「大丈夫」と言われ、結局治らないことは残念ながらあります。
「ほとんどの子は治るから大丈夫」と言われて治らなかったら「なんでうちの子だけ」って不安ですよね。
うちの娘も先天性異常や発達の遅れなど「医学書的には治る」「このくらいの時期はみんなこんな感じだから大丈夫」と言われながら、治ることなく5歳になりました。不安でたまりません。
そんな自分が、治らない人への配慮を怠ってしまい、大変申し訳なく思っています。
手術は全身麻酔で小さな子どもには負担が大きく、不安になると思います。
まずはかかりつけの先生に相談してみてくださいね。