子どもがある食材しか食べなくなることってよくありますよね。
その中でも子どもが無限ループしやすいのがバナナ。
本当にバナナしか食べてくれないという時期が私の子どもにもありました。2歳の頃に毎日バナナしか食べなくて困ってしまったのです。
バナナだけ食べてていいの? ご飯食べて欲しいんだけど……
3~4房ついてきたバナナを二袋買ってきても、気がついたら子ども二人で全部食べてしまっていた、なんてこともしばしば。
当然ご飯を食べません。
「だってお腹いっぱいなんだもん」
そりゃそうでしょう。
栄養も偏りそうだし、何よりバナナってそんなに一日に何本食べてもいいのかすごく不安になりました。
バナナは一日に何本食べてもいいのか、我が家がどうやって乗り切ったのかを記事にしました。
バナナは一日に何本食べていいの?
バナナは
- 食物繊維
- ビタミン
- カリウム
- マグネシウム
などが豊富なので、子どものおやつとしてはとてもいいものです。
不足するものは、たんぱく質や鉄分です。
たんぱく質も鉄分も、お米、パン、肉、魚、牛乳、チーズ、卵、豆腐、納豆など本当にご飯から摂るものですね……。
やっぱりバナナだけではなく、ご飯も食べてもらわないと困るな……
バナナはかなり腹にたまるので、ご飯が食べられずにほかで必要な栄養素が得られないのは困ります。そういった意味で一日一本にとどめておくのがいいですね。
同じものを食べ続けるとアレルギーの心配があるとも言われていますが、私はアレルギーの専門家ではありませんし、日本小児アレルギー学会で「食物アレルギーにおけるIgG抗体の診断的有用性について」認められていないことからも、当ブログでは言及しません。
あくまで当ブログは偏食に困ったママの工夫・体験談としてとらえてもらえればと思います。
バナナが欲しいと泣きだしたらどうすればいいの?
避けたいのは「泣けばママはなんとかしてくれる」と学ぶこと。
こちらが根負けして泣いたらバナナをあげるようにしていると、バナナをもらえるまでずっと泣くことになります。
泣きたくなるのはこっちだ……! と言いたいくらいにずっと泣きます。
なので、酷なのですが「泣いてももらえないんだ」と学習させてあげる必要があります。
でも、食べないとお腹が空きますよね。そのタイミングを見計らってご飯の時間にします。
最初は「バナナがいいんだもん!」と食べてくれないかもしれません。そこで「仕方ないな」とバナナをあげてしまうと、お互いの我慢が水の泡。
最終的にはお腹が空いたらご飯を食べます!
本当にもう根くらべなんですけどね。
「ご飯の時間にはご飯を食べる! バナナは一日一本おやつに食べる!」と一度決めたらママも曲げない覚悟を持つことが大切です。
ご飯を食べてくれたら思いっきり喜ぶ!
ご飯を食べたらママが喜んでくれると感じると、子どももうれしいです。
これは偏食っ子だけじゃなくて、ほかのことにもよく使える手。喜ぶときには具体的に言ってあげるといいです。
- おにぎり食べられたね
- ウィンナーおいしいねぇ
- もぐもぐごっくん楽しいねぇ
些細なことでもいいので、バナナ以外の物を食べられたら喜んであげます。
食べこぼしなど、バナナを食べてしまう以外のことは一旦目をつぶりましょう。
まずは今目の前のバナナを食べ過ぎてしまうという悩み一個に絞って、それを解決することに集中です!
離乳食を始めた頃の気持ちに戻ってみよう
ご飯を食べさせることに一生懸命になりすぎると、ご飯の時に怒りんぼな顔になったりしてませんか?
本当にむずかしいんですけど、そういう時こそ笑顔です!
もう食べてくれな過ぎて顔ひきつってくるんですけどね。笑ってる場合じゃないんですけどね。子ども泣き叫んでるしね。
「ご飯食べるの嫌、ママも怒ってるから余計に嫌、ご飯の時間って楽しくない!」ってなってしまうと、離乳食時代からがんばってご飯食べさせてきた自分がつらいじゃないですか。
離乳食期ってご飯を食べる練習、ご飯食べるのって楽しいって思わせる時間だって言われ続けてきたので、今までやってきたことなんだったの……ってなりますよね。
だからこそ初心に戻ってみるんです。
離乳食始めた時も最初って「おかゆとか食べたくないんですけど!?」って泣き叫ぶことありませんでした?
その時ってまだおっぱいやミルクで栄養摂ってるから大丈夫って安心感があったので、また話は別なんですが、その時もなんとか乗り越えてきたはずなんです。
あの頃と同じように一歩一歩「君は今日からご飯を食べる時期に来たんだ……」と言い聞かせるように、少しずつ少しずつバナナ以外のものに慣れさせるつもりで挑んでみてはいかがでしょうか。
バナナしか食べなくて体重が減ってきてしまったら
バナナしか食べなくて体重が減ってきてしまった……など不安な状況になっているママもいるかもしれませんね。
ご飯は食べてくれないけどバナナなら食べる。とにかく何か食べさせてあげなきゃと思うと、ついついあげてしまうというのもあると思います。
そういう場合はバナナ好きを逆手に取ってみるのもアリです。
- コーンフレークにバナナ半切れ
- ヨーグルトのバナナ乗せ
- バナナ蒸しパン
- バナナホットケーキ
- バナナプリン
- バナナスムージー
などバナナを使って作るご飯にしてみてはどうでしょうか。
メインをバナナにしてしまうと、バナナ=ご飯という形になってしまうので、メインは別にありつつバナナもあるという感じです。
ご飯の時にバナナが出てくると思えばご飯に対する興味も出てきます。
最初はバナナだけ食べてコーンフレークは残すということもあるかもしれません。でも、バナナを足すことはせず、あくまでメインはコーンフレークで。
蒸しパンやホットケーキにバナナを混ぜて食べられたなら、少しずつバナナを減らしてみると、気がついたらバナナを入れなくても蒸しパンやホットケーキを食べてくれるようになったということもあります。
もしくは、食後のデザートとしてバナナを出すのもいいと思います。ご飯を食べてからならバナナを食べてもいいよって形ですね。
ご褒美で釣るのはちょっと抵抗があるという方もいるかもしれません。
そういう時ってせっかく作ったごも嫌々ですごくまずそうに食べるので心が折れそうになります。
でも、ここはグッと我慢。ご飯を食べてくれたら、「よく食べられたね!!!」と大喜びしてあげましょう。
そういったことの積み重ねでなんとか食べてくれるようになります。
前の項の話とも重複するのですが、お腹がどうしても空いたら食べます。
いろいろなメニューを試してみよう
ちょっと変わり種のメニューを出してみる、お子様ランチ風にしてみるなど、今日のご飯はいつもと違うぞ? という雰囲気を作ってあげるのはいかがでしょうか。
少し食べてくれたらこっちのもの。
もしかしたらバナナ以外に興味を持ってくれるものがあるかもしれません。
いつものご飯よりバナナという頭になっているので、いつものご飯を出しても興味がわかないんです。
なので、今まで食べたこともないものをいろいろと試してみて、何か食べてくれないか探ってみるのはいかがでしょう。
ただ、食わず嫌いというように、初めて食べるものに抵抗のある子もいるんですね。うちの娘がまさにそうで。
なので、お子さんの性格に合わせてトライしてみてください。
子どもが特定のものしか食べなくなるのはよくある!
我が家の娘はかなり偏食。
ただ、昨日めちゃくちゃ食べていたものを今日は全然食べない、先月大好きだったものが今月急に嫌いになる、などかなり気分にむらがあります。
なので、もしかしたら今だけすごくブームになってしまっているという可能性もあります。
いつかバナナから離れる時が来ます。本当にずっとずっと何年も何年もバナナしか食べないってことはないので。
今は毎日食べ続けているから気になるってだけで、来年の今頃には「なんかバナナばっかり食べてる時期あったなぁ……」くらいになる日が来ます。
今まさにバナナばっかりだから困ってるんだよ!
分かります。過ぎ去ってみればいい思い出も今は思い出ではないので。
うちの8歳の娘は今はなぜか豆腐食べません……! 困ってます……! 豆腐ばっかり食べてた頃もあるので、今になって思えばあの頃に戻りたい。
育児ってこんなことのくり返しです。
ただ本当にトンネル抜ける日は来るので、この記事が何かヒントになればさいわいです。
一緒に頑張りましょう~!!!