暑い日には炭酸飲料が飲みたくなりますね。
大人が飲んでいると自分も欲しがるお年頃、2歳児。
うちでも2歳半の娘が「わたしものむー!!」と言って、炭酸飲料をごくりと飲んでしまいました!
こういう時ってなんで子どもってすばしっこいんですかね!!!
炭酸飲料は子どもにどんな影響を与えるのでしょうか。いつから飲んでもいいのでしょうか。
初めての炭酸飲料への反応
むすめが飲んでしまったのは、『山田養蜂場 はちみつスカッシュ(ゆず)』。セブンイレブンの夏ギフト限定の飲み物です。
せっかく届いたのだからと箱から出して飲み始めたのがいけませんでした。
そりゃ、ピンポン鳴らして届いて、ママが箱から取り出したものなんて、すごくワクワクするに決まってます。
喜んで飲んだむすめの反応は……
「あわわわわわわわぶぶぶぶぶぶぶぶ」
舌をべろべろ出して、手を顔の横でわたわたと振っています。泣きそう。
「だ、大丈夫!?」
「……ママ……おいしいね」
嘘だ。
かなり刺激的だったようです。
炭酸飲料は子供に悪影響があるの?
炭酸飲料は「炭酸」自体に悪影響があるわけではありません。
問題は一緒に含まれているもの。
糖分や添加物が多いんですね。
たとえば炭酸飲料で代表的な『コカ・コーラ』。
- 糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)
- カラメル色素
- 酸味料
- 香料
- カフェイン
材料名は多く含まれているものから順番に書かれています。
つまり、コカ・コーラは糖類が一番多いんです。カフェインも入っているので子どもにはよくないですね。
子どもが好きそうな『ファンタ・オレンジ』はどうでしょうか。
- 果糖ぶどう糖液糖
- オレンジ果汁
- オレンジエキス
- 香料
- 酸味料
- ビタミンC
- カロチン色素
- 甘味料(ステビア)
やっぱり糖分が一番最初に書かれています!
具体的な糖分量は栄養成分表示の「炭水化物」の欄を見るとわかります。
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」で構成されています。
一般的な炭酸飲料に食物繊維はほとんど含まれていないので「炭水化物=糖質」と考えてもいいようです。
※食物繊維が多く含まれている炭酸飲料も中にはあります。
計算してみると『コカ・コーラ』は100ml中11.3g、『ファンタ・オレンジ』は100ml中11.5gの糖質が含まれていることに!
先日、保健師さんから2歳児で一日に摂っていい糖分は10g、多くても20gと聞いたばかり。
コップ一杯200mlとしたら、炭酸飲料を一杯飲むだけで一日の摂取量オーバーです。
実際に炭酸飲料に入っている糖分をスティックシュガーで見せてもらいました。
]500mlのペットボトルだとスティックシュガー18~20本分の糖分が入っているそうです。かなり多い!!
甘い飲み物というのはそれだけで子どもの興味をひきます。癖になってしまうと大変です。
糖分が多い飲み物を避ける理由
糖分を摂りすぎると虫歯や糖尿病のリスクが高まってしまいます。
最近、話題になっている「糖化」も心配ですね。
糖化は老化とも言われ、細胞などを劣化させる現象です。
- しわ、くすみ、シミ
- 動脈硬化
- アルツハイマー
の原因ともいわれています。
実は糖化というのは子供のころから蓄積されるもの。
先日テレビでも「大人になってから健康に気をつけていても糖化年齢が実年齢よりも高いことがある。子どもの頃の食生活が原因」との実験結果が放送されていました。
今のうちから食生活に気をつけてあげることは、子供の将来のためでもあるんですね。
成分表示を確認する癖をつけよう
ちなみにむすめが飲んでしまった『山田養蜂場 はちみつスカッシュ(ゆず)』。
成分は「はちみつ、ゆず果汁、炭酸、ビタミンC」。
炭水化物はやっぱり100ml中10g……一般的な炭酸飲料と一緒でした。
しかも、このはちみつスカッシュ、そんなに甘くはないんです。ほんのり甘い程度。
あまり甘くないから大丈夫と思って飲ませていたら危ないところでした。
どんな時でも成分表示はしっかり見た方がいいですね
炭酸飲料はいつから飲んでもいいの?
いつから飲んでもいいという基準はとくにありません。
ただ、前項でも書いたとおり炭酸飲料に含まれている糖分はかなりのもの。
飲みすぎを我慢できる、説明すれば納得できる年齢になるまでは止めておいた方がいいです。
歯に糖分が付着している時間が長いと虫歯になりやすくなります。
飲んだ後にしっかり歯磨きをすれば虫歯を防ぐことができます。
また、炭酸飲料はお腹が膨れるので飲む時間にも注意。
ご飯が食べられなくなる恐れがあります。
おやつの時間にコップ半分だけ、など約束ができるといいですね。
- 食べた後は歯磨きをする
- おやつやご飯の時間が決まっている
など生活習慣がしっかり整っていることがポイントになります。
子どもが炭酸飲料を飲みたがったら
炭酸は一度飲むと大好きになってしまう子どもも多いです。
刺激が癖になってしまったり、やはり糖分が多くておいしく感じてしまったり。
だらだらと買い与えるのはやめて、月に一回とか回数を決めて飲ませるといいです。
毎回炭酸飲料を買っていると家計にもダメージがありますしね……!
どうしても飲みたがる場合には炭酸水を使うという手もあります。普段の果汁100%のジュースを炭酸水で割ってあげれば簡易炭酸飲料のできあがり。
炭酸ならではのしゅわしゅわ感はそのままに、糖分の摂り過ぎになるということはありません。
あと気をつけたいのは、外でお友だちと一緒に遊んだり、ママ友の家に遊びに行ったりしたとき。
炭酸飲料に対する考えは家庭でかなり違います。炭酸飲料だけではなく、子どもの口に入るものって家庭によって何歳から与えるかってそれぞれの家庭の方針があるんですね。
子どもは初めて見るものに興味津々。ほかの子が炭酸飲料を飲んでいれば自分も飲みたくなってしまいます。自分の子どもの前で炭酸飲料を飲むのを嫌がるママもいるでしょう。
お外では炭酸飲料は控え、麦茶などどの家庭でも飲んでいるようなものを飲むようにしましょう。
大人も摂りすぎには注意!!
夏になるとぐびぐび飲みたくなる炭酸飲料。
子どもに飲んじゃ駄目よと言うだけではなく、大人も少しは我慢。
子供に注意をしていてもママが飲んでいれば子供も飲みたくなるもの。
またママ自身の健康のためにも飲みすぎはやめておきましょう。
やはり糖質が多いですからね。
授乳中のママは『コカ・コーラ』などにはカフェインも含まれるので、飲みすぎには気をつけましょうね。
口の中をさっぱりさせたいのなら、ただの炭酸水を飲むのもおすすめ。炭酸水だけなら糖分は入っていませんからね。
味が物足りない場合は、ちょっとはちみつを入れたり、レモンやオレンジの果汁を入れたりしてみましょう。
自分で量を調整できるから安心です。