うちの子はとにかく怪我が多いのですが、困るのが口の中を切った時。
食事をするたびに「痛い!」と泣くんですよね。
私自身も疲れてくるとよく唇を噛んでしまって口内炎ができるので、口の中を切った時の食事のつらさはわかります……。
大人なら「痛いけどがんばる……」ができるし、口内炎は口内炎パッチを当てるとだいぶ楽になるのでいいんですが、子どもの場合はなかなかむずかしいです。
この記事では口の中を切った時の食事、子どもに食べてもらう工夫をまとめました。
口の中を切った時にしみない食事
- 薄味
- 辛くない
- 酸味がない
- 熱くない
- やわらかい
傷口に塩を塗るという言葉があるように、塩は本当に痛いです。あとは醤油とかソースとか。
それでも使わないと本当に味気のないものになってしまうので、入れるのなら本当に少量に。離乳食の時を思い出して、控えめに入れましょう。
だしや味噌を使ってあげると塩や醤油を使わなくても味や風味がつくのでいいですよ
辛いものはふつうにしていても、もろ刺激! という感じなので避けます。
酸味がないものを避けるのもポイント。
柑橘系の果物は子どもが大好きですし栄養もあるんですが、こういう時には食べられません……オレンジジュースやりんごジュースも刺激になってしまうことも……!
あとは意外と忘れがちなのがトマトですね。トマト味のものは激痛です
食材や味付け以外にも料理の熱さも重要です。熱が刺激になって痛みが増すので、冷やしのものやぬるめの食事にします。
食中毒予防に加熱はしっかりした方がいい場合が多いので、十分に熱した後に冷ましてあげましょう。
噛むのがつらいので、なるべく噛まずに済むようなやわらかいものをあげます。
うどんがすごくいいのですが、うどんはすすらないと食べられないので、細かく切ってすすらなくても食べられるようにしてあげるといいです。
口の中を切った時の食事の工夫
- 細かく切る
- やわらかく煮込む
- ぬるめ、もしくは常温
食材はなるべく細かく切ったり、やわらかく煮込んであげたりして、噛まずに済むようにしてあげましょう。
ストローでちゅーちゅー吸わせる方法もあります。
ただ、子どもの場合は具材自体をストローで吸わせるのはやめましょう! ひゅっと喉に入り込んでしまうことがあります。
大人だと太めのストローで具材ごと吸うってのは調整しながらできるんですけど、子どもにそれをやるのはむずかしいです。
料理は熱すぎず、冷たすぎず。熱いものはぬるめに冷たいものは常温くらいになるようにします。
口の中を切った時のおすすめ料理
主菜
- 卵かけご飯
- 雑炊、お粥
- ドリア
- うどん
すべてちゃんと冷ましてあげてください。個人的には卵かけご飯が冷ます必要もなく、子どもも大好きなのでおすすめ。ただ、醤油は普段より少なめに!
うどんは冷やしでも。すすらなくて済むように細かく切ってあげましょう。
固形物
- 豆腐
- 茶碗蒸し
- プリン
- ゼリー
固形物も豆腐系のやわらかいものならいけます。
茶碗蒸しは冷まして。具材は小さくなっていることが多いので、食べやすいです。
プリンやゼリーもおすすめ。プリンはカラメルが濃いとしみることもあるので、カラメル部分は避けても。
ゼリーは柑橘系や果肉入りの物はやめておきましょう。
汁物・飲み物
- 味噌汁
- ポタージュ
- スムージー
お味噌汁は豆腐や小さく切ったわかめや油揚げを入れてあげるとよいです。
ポタージュは冷製のものにしてあげるとしみにくくていいですよ。
スムージーはやはり柑橘系やトマト系はしみてしまうので、バナナなどを使ってあげるとおいしくていいです。
口の中の怪我や口内炎を早めに治すには
口の中の怪我は比較的治るのが早いと言われていますが、それでもなるべく早めにどうにかしたいですよね。
口の中の怪我や口内炎は口の中を清潔に保つことが大事。
歯みがきを嫌がることもありますが、歯磨き粉をつけずにきちんと磨いてあげましょう。傷口が歯茎にあるときは、十分気をつけて。
むずかしければ、うがいや水分補給で口の中の雑菌を流してあげるだけでも。
口内炎にはビタミンBがとてもいいと言われています。
- 豚肉
- レバー
- 納豆
- 卵
- 乳製品
- 鮭
- 鶏のささみ
- バナナ
などを意識的に増やすとよいです。
大人だとチョコラBB飲むといいよってよく言われますよね。ツイッターでも「口内炎できた」「チョコラ飲め!」みたいなやり取りは多くて、効果を実感している人も多い印象。
私も口内炎できたらすぐにチョコラBB飲んでます
子供向けのチョコラBBもあるので、抵抗がなければ飲んでみるといいと思います。
子どもが口の中を切ったら食事は無理せず
痛がって子どもが食事を食べないと不安になりますよね。栄養とか大丈夫かなと。お腹が空いたのに食べられないというのもかわいそう。
無理せず食べられるものを食べさせてあげましょう。
食べるのがむずかしそうであれば、水分補給だけでもしっかりしてあげてくださいね