お正月といえばかるた取り。
夫の両親が3歳のむすめにかるたを買ってくれました。
まだひらがなも読めないのに無理だろうと思っていたのに、ちゃんと遊べていました。
どのような遊び方をしたのか、ご紹介します。
かるたは絵を見ればわかるようになっている
かるたは文字札と絵札に分かれていて、絵札には文字札に合わせた絵と文字札の文章の頭文字が書いてあります。
普通は頭文字を探すものだと思いがちですが、子どもは絵に注目しています。
ひらがなが読めなくても、文字札の内容と絵札に描かれているものが理解できれば遊ぶことができるんです。
うちのむすめが買ってもらったのはアンパンマンのかるたなので、キャラクターの名前がわからないと難しいものもありましたが、子ども用のかるたは基本的には絵の内容がわかりやすくなっています。
もしわからない場合は、子どもに合わせてわかりやすい説明を付け加えてあげてもいいかもしれませんね。
工夫次第で読み手にもなれる
なんでも真似したがる3歳児は当然、読み手にもなりたがります。
でも、さすがに読み札を読むのは無理があります。
そこでむすめが始めたのは、自分で絵の内容を説明すること。
本来のかるたの趣旨とは異なりますが、これはなかなかに頭を使っているのでは。
絵を言葉で説明するのは、大人でも難しいときがあります。
語彙力や表現力の乏しい3歳児にはかなり難しいと思うのですが、がんばって絵の説明をしていました。
できないだろうと思って取り上げるのではなく、工夫してやらせてみるのも大切ですね。
3歳児ならではの着眼点に驚かされることもあり、かるたの楽しみが倍増しました。
「日本語っていいな」を感じて欲しい
かるたといえば、百人一首に代表されるように日本ならではの五七五のリズムに合わせたものもあります。
日本語独特の美しい言葉遊びに触れられるかるたを選んであげるのもいいですよね。
『ぐりとぐら かるた』は商品写真で見えているものでも、
- あおいぼうし あかいぼうし ぐりとぐら
- ねことら とらねこ まねきねこ
- いちごが いっぱい おいしそう
と、読み札の語呂がかなりいいです。
Amazonの商品レビューの中にも、
先日こたつでゴロゴロしていた娘がふと、「のんきないのしし のはらで のんびり」とつぶやき、おかしくなって
しまいました。彼女はいのしし年なのです。
やっぱり語呂がいいですよね。
韻を踏んでいるために、表現がわかりにくかったり、読みづらかったりするという意見もあるようですが、小さい頃から日本語のきれいなリズムを知るのもいいのではないかと思います。
かるたで遊びながら頭を使おう
かるたは絵札にひらがなが書かれているので、ひらがなの勉強をすることもできます。
最初は文字と音がうまくリンクしないかもしれませんが、だんだんとわかるようになっていきます。
自分の名前に含まれているひらがなから教えてあげると喜ぶかもしれませんね。
遊びの中で語彙力が強化されるというのもいいところです。
耳で聞いた情報と目で見た情報をリンクさせて考える力がつきますし、じっと聞いてじっと見ることで集中力も養われます。
かるたってとっても頭にいい遊びなんですよね。
お正月らしい伝統的な遊びを教えるとともに、脳を活性化させてあげたいですね。