夫が少し早い夏休みをもらい、毎日いろいろなところへ出かけました。
そうすると、ごはんは外で済ませることが増えます。
子連れでレストランへ入るのは最初はドキドキしていましたが、子どもも二人目ともなるとへっちゃら。でも、だからこそ忘れてはいけないマナーを違反しているのではないかと、ふと思いました。
子どもと一緒に外食するときのマナーにはどんなものがあるのでしょうか。
きっかけは床の汚れ
子どもが食事をしたあとって汚れますよね。ダイニングテーブル付近の掃除、毎日大変ですよね。
レストランに行った時だけきれいに食べられるわけないですよね。
マナーを見直そうと思ったきっかけは、隣の席の家族連れ。食べ終わった後、テーブルの上も、子ども用の椅子も、床もぐっちゃぐちゃだったんです。
どうするのかなぁ……と思っていたら、なんとそのまま。パパの方がちょっと気にするそぶりを見せたのですが、ママが「だって仕方ないよね、どうしようもなくない?」と言って、そのまま。店員さんに「汚してしまってすみません」と一声かける様子もありません。
私はこれを見て「おおおおおおおおお!?」と思ったんですね。
自分の持っているティッシュやウェットティッシュで拭くか、持ってなければ紙ナプキンを使うかして拭こうよ。
せめて店員さんに「こぼしちゃったんですけど、どうしたらいいですか」とか「拭くもの貸してもらえますか」とか聞こうよ。
でも、自分はどうだろう。そんなこと言えるほどしっかりマナーを守っているのかな。子連れが気を付けるべきマナーを振り返りました。
走り回らない、靴を履いて椅子に立たない
当たり前に思えるかもしれませんが、意外としている子をよく見かけます。
待ち時間が長かったり、バイキング形式で席を立つ機会が多かったりすると子どもが騒ぎがち。絵本やお絵かきセット、音のでないおもちゃを持っていくといいです。あまりにも興奮してしまって落ち着かない場合はいったん外に出るのもアリです。
バイキング形式は取り分けができるので子連れには利用しやすいのですが、その分、子どものトラブルも多いです。基本的に料理に視線がいっているので、それより下にいる子どもは見えていません。料理を持っている状態で子どもが走り回るととっても危険です。バイキングの時には親が交代で取りに行くようにした方がスムーズです。
電車などの公共交通機関でも平気でやっている人をみかけるのですが、「靴を履いて椅子に立つ」はやめる習慣を早くつけましょう。
というか、基本的に椅子の上で立たせるのは靴を履いていようがいまいがやめさせた方がいいです。家でもそうやって言ってますよね。飲食店ではとくにですが、靴を履いていなくても、本来足を乗せる場所ではないところに足を乗せるのを不快に思う人はいます。
離乳食の持ち込みマナー
食べ物の持ち込みはしてもいいお店としてはいけないお店があります。離乳食だけは許可しているお店も。お店に入る時に確認をしましょう。
基本的にレストランは来店した人に食事を提供する場所。それは子どもであっても同じです。家庭から持ち込んだ食べ物を食べる場所ではありません。
離乳食を提供しているお店の場合は、お店で売っている離乳食を食べてほしいということ。ある程度、取り分けができる月齢になったら、なるべく大人の分を取り分けましょう。
そういった環境のない場所での食事は結局、大人の都合であって、赤ちゃん自身には負担になっている可能性があるということを少し頭に入れておいた方がいいのかなぁと最近思いました。
夏のイベントに抱っこ紐で出かけて、ママは暑いからかき氷を食べているとか、それって赤ちゃんは暑くてつらいだけですよね。イベントの雰囲気を感じ取るだけでも赤ちゃんにとっては刺激になって楽しいこともあるでしょう。でも、プラス面とマイナス面の釣り合いは取れているのかな。
それとレストランはちょっと違うかもしれませんが、赤ちゃん目線になってどうなのかなって少し考えてみるといいかもしれません。
とはいえ、ママだってたまには外食したいです。離乳食を提供する店、離乳食持ち込みOKの店もあります。そういったお店を赤ちゃんの様子に合わせてうまく利用できるといいですよね。
あと、持ち込んだ離乳食で出たごみは持ち帰るのがマナー。持ち帰り用のゴミ袋を忘れずに。
私はこれをよく忘れてしまうんです……うっかりテーブルの上にゴミを置いたまま帰ってしまうことが。最後にテーブルの上をささっとチェックするとか、ゴミはすぐにゴミ袋に入れて鞄にしまうとか、工夫が必要です。
ベビーカーで場所を占拠していないか
公共交通機関でのマナーがよく話題になるベビーカー。レストランでももちろん場所を取ってしまいます。
まずはベビーカー入店OKかをしっかり聞きましょう。通路がせまいお店だと入店NGなところもあります。
子ども用の椅子にまだ座れない月齢の子だと、ベビーカーに座らせたままでいたい場合も多いですよね。お店によっては、いすを一つどかしてベビーカー用の席を作ってくれるところもあります。そうしてもらえるか確認してから入店しましょう。
子ども用のいすに座らせる時はベビーカーはたたむか、指定された場所に置くようにします。
隣の席の人に「ベビーカーを置かせてもらっていいですか」と一声かけると丁寧です。「そういった一言はわざわざいらないという人もいますし、声をかけないのは非常識だと思う人もいるので難しいところですが、
トラブルにならないためにできることまとめ
- 事前に予約をする
- 比較的すいている時間を選ぶ
- 店内に子どもが多い店を選ぶ
事前に確認しておきたいこと
- 子連れ入店OKか
- 子ども用の椅子はあるか
- ベビーカー入店可能か
- オムツ替えスペースはあるか
- 離乳食の持ち込みは可能か、子ども用のメニューはあるか
マナーを守って気持ちよく過ごそう
「マナー」というのは、辞書によると「礼儀作法」のこと。礼儀作法は
人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。
という意味。社会生活を行ううえで、みんなが気持ちよくいられるための気遣いのことなんですよね。
自分の行動は周りの人を不快にさせていないか。これを機にしっかり見直しをしたいなぁと思います。
子育てをしていると、子どもを連れているというだけで厳しい目で見られることもあります。でも、その人はきっと、マナーを守らない子ども連れのせいでそういう目を向けるようになってしまったのでしょう。
前に子連れのおかげで不快な思いをしたから厳しい視線を送り、子どもを連れたママが不快な思いをしてしまう。そんなママの顔を見て、またその人を不快に感じるかもしれない……そんな悪循環って嫌ですよね。
ママが周りを不快にさせないという視点を持つことで、その悪循環が少しは変わるかもしれません。
周りを不快にさせず、周りを不快と思わず過ごせたら、うれしいですよね。そういった姿勢は、子どもを育てるうえでも大事なこと。子どもはママを見て、マナーを学んでいきます。
みんなで気持ちよく子育てしていけたらいいですね。