子育て支援センターでプール遊びが始まりました! 暑くなってきたのでちょうどいいですね。
保育園や幼稚園に通っている子は園でプールに入りますが、未就園児はママが水遊びできる場所を見つけないとなかなか機会がありません。
- 家でプールを出す
- お風呂に水を張る
- 支援センターへ行く
- 外のプールへ行く
……いろいろな方法がありますが、未就園児のプールは危険もたくさん。
年齢別の遊び方と注意点をまとめました。
全年齢共通の注意点
- 長くても30分程度で切り上げる
- 水遊びが終わった後は水分補給をする
- 日差し対策をしっかりする
- 水温を下げすぎないように気をつける
- 絶対に目を離さない
長くても30分程度で切り上げる
水遊びは体力をかなり消耗します。学生時代を思い出してみると、プールの授業のあとってかなり眠かったですよね。子どもだって一緒です。
あまり長い時間遊ばせていると疲れてしまうので、長くても30分程度で切りあげましょう。
年齢が小さいうちは10分程度でも十分です。
いっぱいいっぱい遊んだら、午後はいつもより長くお昼寝する子もいます。
午前中にたっぷり水遊びを楽しんで、午後はぐっすり昼寝、というのは生活リズムとしては最適。
リズムが崩れてしまっている子は水遊びをしてリズムを整えるチャンスです。
水遊びが終わった後は水分補給をする
水遊びが終わった後は水分補給をしっかりとしてあげてください。
外のプールで遊ぶ時には水筒に麦茶を入れていくのを忘れないように。
子どもに気を取られて、見ているママが熱中症になってしまうケースもあるので注意してくださいね!
日差し対策をしっかりする
帽子やラッシュガードを着せて日差し対策はしっかりとしてあげましょう。
日焼け止めはすぐに落ちてしまいますが、首や肩などの水につからない部分は少し塗ってあげても。
ウォータープルーフタイプは刺激が強いので子どもにはおすすめしません。
子育て支援センターなどで日焼け止めを使う場合は、水質管理のために日焼け止めを禁止している場合もあります。先生に確認してから塗るようにしましょう。
時間帯にも注意が必要。
午後は日差しが強くなって日射病や熱中症が心配なので、水遊びは午前中にするといいですよ。
水温を下げすぎないように気をつける
暑いとうっかりしてしまいがちなのが水温。
冷たい方が気持ちいいだろうと水温を下げすぎてしまわないようにしてください。
文部科学省のHPに小学生の水泳指導での水温基準がありました。
低学年や初心者ほど水温に敏感で、一般的に 22℃未満ではあまり学習効果は期待できません。 そのため、水温は 23℃以上であることが望ましく、上級者や高学年であっても 22℃以上の水温が適当といえます。
小学生でも23度以上は必要なんですね。
乳幼児だともうちょっと温かく、25度くらいあるといいでしょう。
水温+気温が45度以上という基準もあるそうです。水温を23度に設定してある場合、気温が22度以上ないとプールには入れないということです。
朝お水を張って、しばらくひなたに出しておくと太陽光で水が温まっていいですよ。それでも冷たい場合はお湯を足してみてください。
水から上がったら温かいシャワーで身体を流して、タオルでくるんであげましょう。
絶対に目を離さない
水遊びをしている時は決して子どもから目を離さないように!
2歳児くらいになると一人で遊べるような気がしますが、それでもそばにいてあげるようにしてください。
2歳半を過ぎているむすめが先日お風呂の中で滑って転んでしまったのですが、自力では立ち上がることができませんでした。
驚いてばしゃばしゃと手足を動かして暴れるだけで、どうすればいいのかわからなかったようなのです。
水遊びの時にはお風呂よりは水の量を少なくしていますが、それでも何が起こるかわかりません。
子どもは水深10cmでも、洗面器に貯めておいただけの水でも溺れるそうです。水遊びをしている時には絶対に子どもをしっかりと見ていましょう。
溺れるときには悲鳴や声を出さず、静かに沈んでいるそうなので注意が必要です。
今週は子供の事故防止週間。私たちも「溺れる時は静か」を強調してます。最近保育園児の保護者にアンケート調査をしました。約1500名中350名の集計が終わり、途中経過ですが溺れかけた経験は159名(46%)で、9割が浴室。保護者洗髪中が約半数で、8割は悲鳴や声を出さず、6割は音が全くしませんでした。 pic.twitter.com/2aM3IkWjPL
— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) 2018年5月21日
水の量はお座りした時におへそくらい、たっちができる場合は膝下くらいまであれば十分です。
歩ける子だと、あまり多く水を入れてしまうと歩きづらくて転んでしまうのでご注意を。
0歳児の遊び方と注意点
おすわりやつかまり立ちができるようになったらプールデビューできます。
自力では難しくても、ママがずっと支えていられるならそれでもOK。
場所は新生児の頃に使っていたベビーバスがあれば、そこに水を張ってばしゃばしゃ遊ばせることができます。
動きまわるわけではないので大きなプールは必要ありません。ベビーバスがなければお風呂に水を張ってあげてもいいですね。
水遊び用のおもちゃを浮かべてあげてもいいですが、水面をぱしゃぱしゃと叩くだけでも0歳児には刺激になります。
怖がらなければじょうろなどで頭の上から水をかけてあげるのも楽しいですね。
水に触れると気持ちいい、水遊びって楽しい!と感じさせてあげましょう。
1歳児の遊び方と注意点
たっちができるようになっていれば遊びの幅はかなり広がります。
とはいえ、まだ地面でもよたよた歩きの頃は不安定な水中ではなおさらうまく歩けません。なるべくプールの縁につかまれるような距離で遊んだ方が無難。
じょうろやペットボトルなどで水をすくったり、バケツにお水をためたり、おもちゃを浮かべて遊んだりしましょう。
ペットボトルやマヨネーズのボトルに穴をあけて水を入れるのも喜びます。
この頃になると「怖い」「嫌」という感情が育ってきているので、水遊びを嫌がる子も出てきます。お風呂は大丈夫なのにプールは駄目という子も。
水が嫌いな子はいきなり水につけると泣いてしまうかもしれないので、まずは周りで様子を見て少しずつ水に慣らしてあげてください。
自分でやりたい!という意識が芽生えている子は、「自分のタイミングで入りたい」という気持ちもあるので、無理強いせずに見守りましょう。
2歳児の遊び方と注意点
かなり楽しく遊べます!!
おもちゃも自分で工夫して遊ぶようになるので、水につけてもいいものはなんでもプールに放り込んでみましょう。
「こんな遊び方を!?」と意外な発見があるかも。
体力がついてきているので、気がついたらかなり長時間プールで遊んでいたということもあるかもしれません。
イヤイヤ期でプールからあがるのを嫌がることも。
あまり長い時間だと疲れてしまったり、風邪をひいてしまったりするので、大人主導で時間を区切って遊べるといいですね。
2歳を過ぎたら公共のプールに連れていっても楽しめるかもしれません。
うちのむすめは1歳半くらいでパパと一緒に行きました。プールの滝があって、頭からかぶって楽しんでいたようです。
公共のプールはおむつが取れていない子は入れない場所もあるので、事前に調べておくようにしましょうね。
安全に注意しながら、水の気持ちよさを体感しよう!
あまりにも暑いと、エアコンの効いた家の中にこもっていたくなります。気がついたらずっと家でアイスを食べながらDVDを見ていたなんて日も実はあったり。
もっと夏らしいことをさせてあげなければ!!
夏は暑いけれど、だからこそ水の冷たさが心地よいと感じることができます。
そういった感性を育ててあげたいものです。
水の不思議、水との関わり方、水遊びの楽しみ方を伝えていけたらいいですね。