幼児(1~3歳)

2歳のむすめが公園で帰りたくないと大騒ぎ。どうすればいいのか調べるうちにむすめの気持ちに気がついた。

5月。天気もいいし、外遊びにはちょうどいい季節になりました。

0歳のむすこを抱っこ紐に入れ、2歳のむすめと一緒に公園に出かけることにしました。むすこも首がすわったので、抱っこ紐に入れた状態で少しくらいならむすめと一緒に遊具で遊ぶこともできます。

いっぱいいっぱい遊んで、むすめも楽しそう。私もリフレッシュできて楽しかった。

むすこがおっぱいをほしがって泣きそうだし、そういえばおむつも切れそうだから買い物に行かなくちゃ。

「そろそろ帰るよ」「いや

魔の2歳児はここからがとてつもなく長いです。

一回機嫌を損ねたら2時間3時間泣くのは当たり前

育児書などでよく言われるのは、「あと1回やったら帰ろうね」などと約束をすること。

むすめは約束を守れることもあります。だから今回もきっと守ってくれるはず。そう思ったのですが、この日は聞いてくれませんでした。

「1回やったら帰るって約束したよね」「いーやー!! もう一回!!」

地面に転がって泣き叫ぶというのを途中ではさみながら、3回も繰り返しました。むすこはお腹が空きすぎて、泣き疲れて寝てしまうし、まわりにいた人は困惑したり呆れたりしながら見ているし、暑いし疲れるし、最悪です。

結局、むすめを人さらいのように抱えあげて、ひきずって、チャイルドシートにおさえつけて、無理やりシートベルトをつけました。

大好きな祖父母の顔を見れば落ち着くかもしれない。

そう思って義実家へ。買い物に行きたいことを伝えると、行ってきていいと言われたので、むすめを預けてむすこと二人で買い物へ。

迎えに行ったむすめはけろりとした顔でビスコを食べていました。でも、落ち着いたのはついさっき。義実家でも40分近く泣き続けていたと言われました。

公園でも最初に帰ると言ってから1時間も余計に遊び、30分近く泣いていたというのになんて頑固なんだろう。そう思ってうんざりしていました。

家に帰ってきて冷静に考えているうちに、私の行動に反省点がいろいろと見えてきました。

約束を破ったのはママも一緒だった

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なだめようとするあまり「あと1回やったら帰ろうね」を私は3回も言ってしまいました。

思い切り泣き叫べばママはもう一回やらせてくれる。そう思わせてしまったんです。そのため、2回目3回目と回数を重ねるごとに声は大きく、床での転がり方もすさまじくなってしまいました。

「あと1回やったら帰る」と約束したのだったら、本当に「あと1回やったら帰る」必要があったんです。

そこで妥協してダラダラとむすめの希望を通していたから、何度も同じことを繰り返すことになってしまいました。

帰ることが楽しくなるような声がけが必要

「帰ったら○○しようね」と帰ってからの楽しいことに目を向けるのも効果的だとされています。

公園の後は買い物に行こうと思っていたので「おかし買いに行こうよ」と言ってみたり、「じいじとばあばのおうちへ行くよ」と言ってみたり、いろいろと言ってみたのですが効果なし。

「もっと遊びたいんだよね。そうだよね」と同調することも大事だと言われるのでそれもやってみましたが、効果なし。

育児書なんてあてにならないし、馬鹿!! と思っていたのですが、その時の自分の気持ちを思い出すと、むすめの気持ちが見えてきた気がしました。

「おかし買いに行こうよ」「じいじとばあばのおうちへ行くよ」と言った時、私はそれが楽しいものだと思えるような顔や声をしていたか。

もう帰りたいオーラがもっさり出ていました。帰ろうとしないむすめにうんざりしていて、困り果て、疲れ果てた顔をしていました。しまいにゃかなり不機嫌で怒っていました。

こんな雰囲気で言われた「おかし」「じいじばあばのおうち」にどれだけの力があるのか。全然なかったんだろうと思います。それよりも目の前のすべり台が魅力的に見えるのは当然です。

「もっと遊びたいんだよね」と同調するふりをしても、本当に同調しているわけではないのがバレバレ。「ママは帰りたいけどね!!」っていうのが透けて見えていたんです。

声がけをする時には、笑顔で、前向きな気持ちですることが大切だったんです。

言うことを伝えたい歳、言ったことが伝わる歳

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むすめはずっと「ママと、すべりだい、もういっかい!!」と叫んでいました。

義実家でもその言葉をくりかえしていたので、近くの公園に連れて行ってくれたそうなのですが、そこのすべり台では遊びません。今度は「ママ、ママ!!」と泣いていたそうです。

むすめには、「ママ」「すべり台」両方がないとだめだったんです。どうしてもママともう一回すべり台に乗りたかった。それを伝えたかったんです。

本当は、弟がおなかがすいて泣いていることも、ママが買い物に行きたいこともわかっていたのだと思います。それでも、甘えたかった。ママと一緒に遊びたかったんです。

実際、何度か私も一緒にすべり台ですべりましたが、むすこへの負担を考えて「次は一人で行ってごらん」と言ってしまった場面がありました。

付いてきてくれると思っていたママが後ろにいなくて、急に一人にされたむすめのさみしさ。最終的にはむすこの方が優先されてしまうかなしさ。

想像してみたら、とてもかわいそうなことをしてしまったことに気がつきました。私にも年子の弟がいて、お姉ちゃんのさみしさやかなしさは知っているのに、なんで自分が親になると忘れてしまうんでしょう。

ママの言うことなんて全然わかってくれない。泣いてばっかりで言ってることもさっぱりわからないし。もういい加減にして!!

イヤイヤ期の子どもとずっと一緒にいると思ってしまいがちなこと。でも、違いました。

ママの言っていることはわかっている。でも、自分の意思も伝えたい。2歳とはそういう年頃です。ちゃんと認めてあげないと。わかってあげないといけなかったんです。

自分に自信を持ってもいいのかなとも思った

むすめが帰りたくなかったのは、公園で私と遊んだのがとても楽しかったから。

普段こんなにぐずぐずすることはないんです。ここまで公園で遊ぶことにこだわったのは、久しぶりにママと一緒に遊べたのがめちゃくちゃ楽しかったから。

そう思ったら、むすめがいとおしくてたまらなくなりました。

ずっとこうやって思いっきりママと公園で遊びたかったんだ。我慢してたんだ。そういえば、ママやパパと遊ぶほかの子をさみしそうに見ていたことがある。

ママが大好きだから、ママと遊ぶのが大好きだから、ママと遊ぶのが楽しかったから、この時間がずっと続けばいいと思った。

それは、正直私だって一緒です。むすめと思う存分楽しく遊んでいられたら。

それほど楽しくてたまらなかった時間を、私はつらい気持ちで終わらせてしまいました。もっとお互いが気持ちいいままで帰る方法はあったはずなのに。そう思うと残念でなりません。

もう一度公園へ行こう。もう一度楽しい気持ちになろう。

そう思いました。

公園から帰る時には怒り心頭で「もう二度と連れてきてやらない!!」って言ってたのに。

むすめにとって、私と一緒に遊ぶことはとても楽しいことなんだってわかったから。こんな私でも、むすめにとっては一番の遊び相手で、一番大好きな存在なんだってわかったから。

公園で一緒に遊ぶ。それだけでむすめを幸せな気持ちにできる。それってすごいことなんだって思ったんです。最低な終わらせ方をしてしまったけれど、そこだけは自信を持ってもいいと思えました。

反省を活かして成長していくのはママも子どもも同じ

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次の日、また公園へ出かけました。

事前に、お昼の時間には帰ること、ママには一緒に乗れない遊具があることを伝えました。

自分が帰りたいなと思うちょっと前のタイミングでむすめに「あと1回やったら終わりにしようか?」と聞きます。嫌だと言われたら、「じゃあ、あと何回で終わりにする?」と聞いて、自分で決めさせました。数の概念はあまりよくわかっていません。だから、最後の一回の前に「あと1回で終わりの約束だよ」と知らせます。

最後の一回が終わったら、もう一度と走り出すその前に、「ごはん食べに帰ろうか」とにっこり笑いかけます。すべり台と私を交互に見比べて、むすめは私の手を取りました。

「ごはん食べる?」「ごはん、たべる!!」「そっか、約束守れてえらいね!!」

つないだ手をぶんぶん振りながら誇らしげに歩くむすめの頭をぽんぽんっとなでました。むすめが自然に帰る雰囲気になったように、私も自然と褒め言葉が口から出ました。

今日はたまたまかもしれない。またかんしゃくを起こして帰らないと泣き叫ぶ日があるかもしれない。でも、こういった日を積み重ねて、だんだんと約束を守れる子になる。成長ってそういうもんだと思います。

むすめ2歳、ママ2歳。むすめと一緒に成長していきます。

ABOUT ME
葉桜 ふみ
5歳娘、3歳息子のママ。静岡県の西のほうに住んでます。 元塾講師(小中学生中心 / 全教科担当 / 9年) 自分の体験をもとにした妊娠・出産・子育て情報を発信しています。