小学生へ向けてそろそろしっかりと勉強習慣をつけないといけない……けれど、何をやらせたらいいのか迷ってしまいますよね。
数ある通信教材の中でもかなりお安いポピー。
こどもちゃれんじやZ会、まなびwith(旧ドラゼミ)と比べると半額のお値段です。
- 内容が薄いの?
- 届くものが少ない?
- ほかの教材にくらべて簡単すぎるんじゃ……
などなど、安いと不安になることもありますよね。
年長時代にどのくらい机に向かう練習をしておくかで、小学校の授業の受けやすさが変わります。
子どもを飽きさせない適度なボリューム感とレベルで学習習慣をつける教材になっているのでしょうか。
年長さん(5・6歳)向けの「あおどり」を資料請求して徹底検証してみました!
[st-cmemo fontawesome=”fa-smile-o” iconcolor=”#9CCC65″ bgcolor=”#F1F8E9″ color=”#000000″ iconsize=”100″]
私は小中学生を中心に9年間の塾講師経験があります。
小さいころからの学習習慣・生活習慣・考える力・親のかかわりが後々どのように効いてくるのか、この目で見てきました。
その経験を元に幼児教育の教材をチェックしています!
[/st-cmemo]
[st_af id=”5658″]
[st_af id=”6590″]
年長向けポピー「あおどり」お試しセットの内容
- ポピっこ「あおどり」おためし号
- ポピっこの説明資料
- 家庭教育の手引き
- 新規入会特典のおしらせ
- 申込用紙
ポピーの資料は本屋さんに置いてあることもあります。
そちらをもらってきたこともあるのですが中身は一緒でした。
資料請求したあとにDMや電話などはきていませんので、直接資料請求しても、本屋さんでもらってもどちらでも大丈夫です。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]中には電話が来たという方もいます。ポピーは地域で配達担当が決まっていますので、販売店によっては積極的に電話がかかってくることもあるようです。[/st-cmemo]
ただ置いている本屋さんも限られていますし、時期によっては棚がカラッポになっていることも。やっぱりみんな気になるんですね。
公式HPで資料請求した方が確実にゲットできます。
[st_af id=”5658″]
[st_af id=”6590″]
年長向けポピー「あおどり」おためし号
独自のキャラクターが登場するワークです。
- 自由にシールを貼ろう
- 線で囲んで仲間分け
- ひらがな探し
- 動物探し(算数の基礎)
- あいさつのことば
- 文字にあわせて進む
- 線つなぎ
- 運動遊び
- えんぴつの持ち方
正直に言います。
「え、これ年長さん!?」って表紙を確認してしまいました。
年少・年中の資料請求もして教材を見たのですが、いちばん簡単……。
私、年少さんのきいどりのレビュー記事を書いたときには「ポピーは安いけれど難易度は高い!」という感想だったんです。
でも年長さんポピーの難易度はけっして高くありません。ほかの会社の通信教材と比べても簡単です。
- 小学校入学前に勉強習慣をつけたい
- 年長さんになって初めて通信教育を始める
といったお子さんがターゲットなのかなぁという印象を受けました。
特に気になった部分はひらがなと数字の学習。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#F48FB1″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ひらがなの学習[/st-minihukidashi]
ひらがなを見つけたら色を塗ります。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#F48FB1″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]数字の勉強[/st-minihukidashi]
見つけた動物の数だけシールを貼ります。
通常のポピーを申し込んだ方の口コミなども見てみたところ、通常の教材では実際にひらがなを書かせるドリルもあります。
ただ「うーん、その内容はZ会だと年中だなぁ……」というページが多かったです。
子どもは塗り絵や線つなぎなど楽しそうにやっていましたけどね。
学習ではないことも丁寧に教えてくれている点はよかったです。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#7CB342″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ことばのページ[/st-minihukidashi]
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#7CB342″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]運動あそびのページ[/st-minihukidashi]
とくに跳び箱は実際、幼稚園で運動会までに飛べるようにならないといけないので。
幼稚園でやり方は教えてくれるものの、親の声がけはどうしたらいいのかわからなかったので助かりますね。
えんぴつの持ち方が見開き1ページもあるのもすごいなぁと思いました。
えんぴつの持ち方は文字を書くときの基礎。きちんと持たないといけません。
でも年中・年長くらいになると、片面1ページくらいでさらっと確認くらいになってしまいがち。
年長さんだと間違った持ち方のままで書いている子も多いので、節目にちゃんと説明してくれるのはいいですね。
実際にどんなことが学べるかは年間カリキュラムを見るとわかります↓
家庭教育の手引きが充実
ワークの他に保護者向けの冊子がついていまして、これがかなりよいです。
16ページの中に
- 幼児の発達段階チェック
- 子どもとのかかわり方
- 身に着けておきたい生活習慣
がぎゅぎゅっと詰まっていました。
欲を言えば、年少~年長まで同じ内容なのが気になりますね。
年少・年中はいいにしても、年長向けはさすがに小学校を見据えて内容を少しだけ変えてくれるとよかったなぁという感じ。
[st_af id=”5658″]
[st_af id=”6590″]
教材を見て感じたポピーのメリット
教育相談やデジタル動画などサービス充実
ポピーには長年学校の先生をされていた「教育対話主事」がいます。会員様の子育てのお悩みや、お子様の学習面の相談にお答えしています。
ポピー入会資料より
メールで質問を送信すると「教育対話主事」の先生から返事がもらえます。
教育対話主事の方は普段、さまざまな講演会やセミナーを行っています。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#F48FB1″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]講演内容[/st-minihukidashi]
子育てや家庭学習に関する内容でご講演していただいています。
- より良い子どもの育ちを支える親の関わり
- 親子のより良い関わり方で「自ら学ぶ力」を育てる
- 宿題は誰のため?何のため?
- 小学校入学に向けて、育てたい力
- こんなとき、どうする? ~ほめ方、しかり方~
講演内容を見ると資料請求でもらえる「家庭教育の手引き」の内容に似ているのかなぁという感じ。
ポピーの会員なら無料で相談可能。これは心強いですね。
デジタルコンテンツも用意されています。
- ちえあそびゲーム
- 文字・数・言葉のゲーム
- 運動遊びの動画
- おはなし朗読
安いけれどもサポートはしっかりしていますね。
なんといっても月額1,100円は安い
実際のワークを見て、やっぱり月額1,100円は安いなぁって思いました。
DVDや付録がないから安いっていうのはあるんですけど、ワークの充実度からして1,100円は本当に安いです。
お試し教材は14ページですが、本誌はオールカラー66ページもありますからね。
ページ数 | 副教材 | 値段 | |
こどもちゃれんじ | 約20ページ | DVD・エデュトイ | 1,944円 |
Z会 | 約30ページ | 工作・食育・運動・添削 | 2,420円 |
まなびwith | 64ページ | 特別教材・DVD・添削 | 2,327円 |
ポピー | 66ページ | 特別教材 | 1,100円 |
しかも2019年からは毎月特別教材がつくようになります。
今までは年4回きせつしんぶんや工作教材がついていたのが、毎月に変わったようですね。
紙での教材のほか、web上で取り組むデジタルゲームもあります。
ワークの難易度がやさしめ
難易度に関してはメリットになるかデメリットになるかむずかしいところです。
お試し教材レビューと繰り返しにはなりますが、
- 小学校入学前に勉強習慣をつけたい
- 年長さんになって初めて通信教育を始める
がおそらくターゲットです。
今までほかの通信教材や学習教室、市販のドリルに取り組んでいた子には物足りなさを感じてしまう内容でしょう。
でも逆に、初めて学習教材に取り組みたいと思ったとき、ほかの通信教材はかなりレベルが高いです。
学習習慣をつける前に子どもが嫌になってしまうと思います。
親としても教材と子どもの理解度の差を埋めるのに苦労するかもしれません。
そんな子にも配慮されているのがポピーです。
お試し教材の問題で「少し手こずるけれど、解けなくもない」というレベルの子にはポピーが合うでしょう。
逆にスラスラ解いてしまうようであれば簡単すぎ、手も足も出ないようであれば難しすぎると思います。
ポピーは違う学年の教材を受講することもできるので、不安であれば他学年の教材もあわせて確認してみましょう。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]難易度はあくまで年少の話です。年中以降になってくるとほかの教材と比べてちょっと簡単になってしまう印象を受けました。進級時には再度資料請求をして、教材とお子さんのレベルを調整してあげるといいですよ。[/st-cmemo]
[st_af id=”5658″]
[st_af id=”6590″]
教材を見て感じたポピーのデメリット
教材は少なめの印象
ほかの通信教材と比べてしまうと教材はやっぱり少なめ。
ワーク自体は
- 思考力めばえ「わぁくん」35ページ
- もじ・かず・ことば「ドリるん」42ページ
計77ページもあるのでなかなかのボリュームです。一日にワーク見開き1ページ以上ありますからね。
さらに紙かデジタルで特別教材もついてきます。
ただ内容も色塗りやシール貼りが多いので、いわゆる「勉強」という感じではないですね。
とはいえ、幼稚園のうちにひらがなや数字をしっかり読み書きできる力が本当に必要でしょうか?
実はそうではありません。
ひらがなや数字は小学校できっちり学べます。そこからでも十分。
幼稚園のうちに何をしてほしいかというと、
- 机にじっと座っていられる
- えんぴつを持てる
- 集中して何かに取り組める
という習慣づけをしていきたいんです。
小学校の授業45分間、先生の話を机に座って集中して聞いていられるか。
これが一番大事。
机に向かう習慣づけをするという意味ではまず塗り絵や絵探し、シール貼りからというのもアリだと思います。
親のかかわりが必要
私は幼児教育には親のかかわりが大事だと思っているのですが、デメリットと感じる人も多いのが事実。
とくに働いているママは夕飯の支度をしている間にお子さんだけでちゃちゃっと学習を済ませてくれると楽ですよね。
ポピーの場合はDVDやおもちゃがつくわけではないので、子どもだけで学習してくれる時間はほとんどないでしょう。
多少ひらがなが読めるようになっていれば自力で進めてくれる子も多いかもしれません。
ただ、そのレベルの子だと問題が簡単すぎてしまうかなぁと。
ポピー年長さんの問題でちょうどいいなぁという子どもには問題を読む、解き方を教えるというところから親が丁寧にかかわってあげてほしいところです。
まなびwithやこどもちゃれんじの方が教材で遊んでいてくれる時間がある分、親の負担は少ないです。
キャラクターで興味はひけない
ここはもう主観になってしまうのですが、
- こどもちゃれんじのしまじろう
- Z会のイーマル
- まなびwithのまなぼうず
と比べてキャラクターは弱いです。
とくにほかの教材と比較をしている場合、子どもの食いつきがいいのはダントツでしまじろうですね。
ほかの教材だと娘はイーマル、息子はまなぼうずが大好きです。
この辺りは子どもの好みによるので資料請求して食いつきを見た方がいいですね。
「え、キャラクターで教材決めるの?」って思われるかもしれませんが、子どもが興味を示すことが大事ですからね。
まぁなんだかんだ取り組んでいるうちに慣れがきて、どのキャラクターでも大丈夫になる子もいます。
普段の様子を見ていて、特定のキャラクターにこだわりを見せる子は注意が必要ですね。
[st_af id=”5658″]
[st_af id=”6590″]
ポピーはこんな子におすすめ
- とにかく学習をさせたい
- 月額費用はおさえたい
- おもちゃやDVDはいらない
- 親が横について勉強を見てあげられる
年長さんで初めての通信教材にはポピー
年長さんともなるとほかの習い事も始めていたり、降園後はお友だちと遊ぶ時間も増えているのではないでしょうか。
意外と家庭学習の時間って少ないんですよね。
そんな短時間で学習習慣をつけたいのであればポピーの分量はちょうどいいかなぁと思います。
とくに今までとくに勉強はしていなかったけれど、小学校入学準備として机に向かう習慣をつけたい子にはおすすめです。
まずは資料請求で本当に子どもにあったレベルなのか、確認してみるといいですよ。
[st_af id=”5664″][st_af id=”6588″][st_af id=”5662″]